詩 STILL
この時点で
永遠はまだ先だった
どの地点でもあなたは何歳だった
つまり未だに生きてはいたが
止めてほしいと願う年はとうに超えていた
よなよな配信は流れていた
階段を一段飛ばしするように生きることはできないものだ
自分を捨てたくても捨てられないし
お調子者のときも凹んでしまったときも
絶えず自分に包まれて作り変えられていく
どうやら人生において何が正解かはわからないようだ
そしてこの人生は生まれたところで
色んな異常と当たり前に地ならしされている
君と私のどちらが認識の範囲が広いかというのは知らない
数秒無駄にはできないのに気分がのらない
ということもあるだろう
恵まれているということを感じられず
ただ不満ばかりが募ることもあるだろう
永遠からますます遠ざかっていく
自分一人の人生ではないということなのだろう