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読者のストレスは「信頼感」で補える。
物語において、
読者のストレスは考えるべき基本的なこと。
「こいつ嫌なやつ! 早く倒して!」
「物語はこの先どうなるの? 期待と不安」
「どうしてそんな行動をするんだ?」
こういったストレスに対して、
「信頼感」の有無はかなり重要になります。
今日はその重要性と、心構えをまとめよう!
《信頼感が生み出すもの》
いきなりだけど結論から言いましょう。
信頼感があれば読者は、
多少のストレスを耐えてくれる。
これが信頼感が生み出す力になります。
参考を挙げると、
「ワンパンマン」が分かりやすい。
【作品概要】
強すぎる主人公のサイタマは、
どんな敵もワンパンチで倒してしまう。
ヒーローと怪人たちの死闘というシリアスと、
主人公がのんびり暮らすコメディが融合した、
ギャグ&バトル作品。
「主人公がワンパンで倒す」という信頼感は、
徹頭徹尾あり続けます。裏切りません。
だからこそ他のキャラが窮地に陥ろうとも、
どれだけ悪く強い敵が出てこようとも、
読者はそれをあまりストレスと感じない。
だって主人公がワンパンチで何とかするもん。
このように、
「○○だから大丈夫」という信頼感は、
読み手のストレスを軽減させられるんです。
《信頼感はキャラだけじゃない!》
先ほどの例では、
キャラクターに対する信頼感でしたが……
実際はどんなものに対しても信頼は生まれます。
「この世界観なら、これが起きても大丈夫だ」
「2人の友情なら困難も乗り越えられる!」
「この作者なら悪いようにならないはず」
こんな風に、
あらゆるものに信頼感は生まれます。
つまり、
あらゆるものへのストレスは、
対象のものに信頼感を持たせる必要がある。
逆に言えば、
読者の信頼感でカバー出来る範囲でなければ、
ストレスを軽減させられません。
その点はしっかりと考える必要があるので、
一筋縄ではいかないものです。
《信頼感を持ってもらう方法》
では最後に、
信頼感の使い方というか、
まずどうやって持ってもらうのかを簡単に解説。
ズバリ、
「芯を持って、ブレずに継続せよ」
これを念頭に置いてください。
まずは「芯を持つ」。
これは方向性であったり、作風であったり、
キャラクターなら信念といった所かな。
これだけは譲れない、
曲げることが出来ないものを持つこと。
この芯を明確にして、
ブレさせないことが必要です。
信頼を得るにはブレブレでは無理。
さっき挙げた「ワンパンマン」の芯は、
ワンパンチならどんな敵でも倒すこと。
でも例えば、本気のワンパンチでも倒せなくて、
手も足も出ない……
そうなると信頼感はなくなるよね。
だから芯を持ったらブレさせない。
それが信頼感を得る一歩目となります。
そして「継続する」こと。
ブレさせないとは言っても、
たまに出てくる要素にしてしまうと、
読者は忘れてしまいます。
「これなら大丈夫」と思ってもらえるように、
作り上げた芯を何度も見せていきましょう。
なお1度「これは信頼できる」と感じてもらえば、
後は適度に見せるだけで充分だけどね。
芯を持つこと、ブレないこと、継続すること。
この3つを守れば、
自然と信頼感は生まれていきます。
後はどんなストレスに耐えさせたいか、
どこに信頼感を持ってもらいたいか、
という点も考えておくとGOODです!
《今日のまとめ》
・信頼感は、読者がストレスから耐える力
・信頼感は色々な要素から生まれる
・ブレない芯を継続して見せていくことが重要
という訳で、
今日は「信頼感」について解説しました。
他にも参考になる記事を100以上書いてます。
よかったら他のも見ていってね。
あなたの創作がより良いものとなれば幸いです!
では、また次回お会いしましょう。
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