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景色の中に美しさを見つけよ。
またまた素敵な言葉に出会ってしまったので、紹介したい。
それが、
「美しい景色を探すな。景色の中に美しさを見つけよ」
これはあの超有名画家である”ゴッホ”の言葉だ。
ゴッホの絵が人々の心を打つのは、美しい景色を求めたからではなく、出会った景色の中の一つひとつに彼なりの美しさを見出し、それを表現したからだと言われている。
この言葉に込められている想いは、人間関係や熱中するもの、また仕事にもつながってくる気がしている。
ついつい人間は自分に合わないものを見つけると、何か言い訳をつけて別の選択肢へ移ろうとする。
「あの人は合わない」
「この作業は嫌いだ」
「あっちの方が面白そう」
場面によってはそれが正解なことだってある。
時には逃げることだって必要だし、環境を変えることでより輝けるチャンスだってある。
だけど逃げることや環境を変えることが、他責になってしまうことが「当たり前」になってしまうのもいかがなものか。
何かのせいにしている限り、人は自分の可能性を閉ざしてしまう。
環境や今の互いの関係が、現実のすべてではない。起きた出来事がすべてでもない。
「現実のどこを見るか、どう受け止めるか」が本当の現実をつくっているはず。言い換えれば、自分の心が映し出した世界こそが、真の現実であり現実は、自分で創り上げていくもの。
自分たちが見えている部分って実はほんの一部分でしかなくて。
しかも自分たちにとって都合のいいように見ているケースがほとんどで。
例えば人の嫌な部分ばかり見える場合。
その人の嫌な部分に焦点を当てることで、「だからしょうがないんだ」「自分のせいじゃない」と自分を正当化しようとしているのかもしれない。
結局多くの人は自分のことが好きだから、自分を守るために知らず知らずのうちにその方向に落ち着いてしまうのも「しょうがない」のか、、、いや、しょうがなくはない。
言い方は強いかもしれないが、「嫌い」になることなんていつだって出来る。でもいきなり嫌いになってしまったら、相手の、その物事のいい部分なんて一生入ってこなくなる。
それくらい「嫌い」という感情は強いと思う。
でもそれってすごくもったいない。チャンスを逃している気がする。
そして嫌な部分を探して日々過ごすなんて、客観的に見ると趣味の悪い話だし、心も段々荒んでいきそう。
どうせだったら嫌な部分を凝視するより、美点を探した方が楽しいし、気持ちいい。探したうえでそれでも「嫌い」だったら「嫌い」でいいと思う。
私の好きな歌を一つ紹介したい。
森山直太朗さんのこの曲。
今回のテーマと直接つながるわけではないが、考え方は似ている。
この曲の歌詞の一節に、
「くたばる喜びとっておけ」
とある。
「生きていることがつらいなら、いっそ小さく死ねばいい」から始まるこの曲。一見突き放しているようにも聞こえるが、実は一番歩み寄ってくれている気がする。
くたばることなんていつでも出来るのだから、今はそんなこと忘れて目の前のこと全力で頑張ってみようよ、やれるだけやってそのあとまた考えようよ、そんなメッセージのように聞こえる。
私は大学生の頃、この曲に出会い結構心救われた。
隣の芝生は青い。
美し景色を探し出したらキリがない。次から次へと欲しくなってしまう。
必ずしも悪いとは言えないが、しかしそれは自分自身でコントロールできない。それってすごく効率が悪い。
だったら景色の中に美しさを見つける。
それは自分次第で出来る。
しかもゲーム感覚で楽しい。
今日はゴッホのこの言葉を、心に留めておきたい。
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