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今年の漢字は「密」。僕の1年も「密」。

今日、毎年恒例の今年の世相を表す今年の漢字が京都・清水寺で発表された。今年の漢字は「密」だった。

まぁ。今年は何と言っても新型コロナウイルスで、3密(密閉・密集・密接)を回避しようと、小池都知事もよく言っていたのでわからなくもないが、ドストレートと言えばドストレートといった感じだろう。

「応募総数20万8025票のうち13%余りになる2万8401票を集めた。理由としては、人々が「密」を避けて行動した点が多く挙げられた。新しい生活様式が提唱され、オンライン飲み会などで大切な人との関係性が密になったという声もあった。」

正直、今年の漢字は多数決で決まっているということを初めて知り、そっちの方が驚きだった。


流行語大賞も発表され、今年の漢字も発表され、どんどん年の瀬が近づいてきているなということを身をもって感じる。

今年の漢字が発表された中で、自分の中の今年の漢字って何かな?と府と考えたら、

かな、と思った。「結局かい!」という感じだが捉え方は少し違う。


2020年冬、それは私にとって大学3年生の冬である。抱えきれなくなった葛藤や悩みを大学の先輩に打ち明けたのが1月の終わり。そこから私の就職活動が始まった。

2月、3月。コロナがまだそこまで猛威を奮ってなかった頃、私は夜行バスを駆使しながら東京に通い就職活動をしていた。毎日が勉強の日々で、移動によるしんどさはあったがそれを上回るほどの学びや経験があり、充実していた。

4月コロナがいよいよやばくなり、就活がオンラインにシフトし始めた。オンラインということで自分の組み立て次第では多くの説明会や面接を受けることが出来た。そして東京に行かなくていい分、バイトのシフトにも入ることが出来、バイトの時間も多くなった。

5月~10月。就活はズルズルと進みながら通ったり落ちたりでなかなか思うようにいかなかった。実際に身体を動かして疲れることでやっている感を自分にアピールし、達成感を得ていた部分もあったので、オンラインでのやり取りというのは肉体的疲労はないものの、精神的疲労がものすごく徐々に私の活力を奪っていた。

大学のオンラインではあるが授業を再開。バイトは相変わらず週4くらいで入っていて、「本当にこれでいいのか?」と思うときもあったが、知らず知らずのうちにどんどん時間だけが過ぎていった。

10月、以前記事にしたが人生最大の挫折を経験をし、また1、いや0から就活が始まる。本当にこのときは絶望だった。しかし絶望になりながら、「止まってはいられない」というわずかな意志が私を内定先に導いてくれた。

諦めたらそこで試合終了ですよ

どこかのバスケ漫画で名台詞として出てきそうだが、この言葉はまさにそうだと感じた。

11月、就活は終わった。しかし卒論が残っている。卒論が。イメージとしてはもっと早く就活が終わって余裕をもって卒論をやるはずだった。ま、思い通りにいかないからこそ面白い(と思うようにしたい)。

相変わらずバイトには週4から5で入っている。息抜きとしてはいいけど、そんな余裕こいてていいのか、とも思う。

そして今、12月である。もう12月である。よく、

「1年あっという間だったね」

という会話があるがこの1年は本当にそうだった。しかもオンラインがメインで基本的に部屋にいたのにそう感じるのだから。


イメージしていた大学4年生とは違うけど、でもこれはこれでいい経験だったと思う。

すごいこの1年は息つく間もなく、あっという間に過ぎていった。
まさに「密」の1年だった。

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塩浦良太
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