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「とりあえずやってみる」のその先へ
朝、移動中にVoicyを聞いていた。
そんな中で、印象に残った話があった。
それが「とりあえずやってみる」ということについて。
とりあえずやってみる、についてどういった印象を持っているだろうか。
・・・
いつもこういった書き出しで進めている記事は大抵、「良くない印象を持たれがち→実はいい部分もある」という展開で書いているが、今回は一味違う。
恐らく多くの人が「とりあえずやってみる」という姿勢には好意的な印象を持っているのではないだろうか。
やらないでごちゃごちゃ言うくらいだったらやってみる
あとで「やっておけばよかった」と後悔するくらいだったら今やってみる
”やらないで後悔よりもやって後悔”という言葉があるように、やったことでしか見えない景色ってあると思うし、成功はもちろんのこと、失敗したとしてもそこから得られる学びは大きいものがあると思う。
というよりかは、人間は自分が選択した行動を正解にしたい生き物だから、失敗からも何か学びを得ようと貪欲なのではないだろうか。
今回の記事は、その「とりあえずやってみる」という姿勢を持っていることが前提で話を進めていく。
あるVoicyのチャンネルで言っていたのは、
「とりあえずやってみる」ときは仮説を持って臨んだ方がいい
ということだ。
簡単に私なりに言語化してみると、
”とりあえずやる”ことを目的にはしてはいけない、という風に解釈できる。
そもそもとりあえずやる精神が身についていない場合は、”当たり前”になっていない場合は習慣をつけるためにもそれが目的になってもいいのかもしれない。
しかしそれで満足してはいけない。
「とりあえずやる」ことが目的になってしまうと、その行動がなんで成功したのかわからない、なんで失敗したのかわからない。つまり再現性がない。
過去に私はこんな記事を書いた。
どうしてミスをしたのか、そのミスが言語化出来れば同じミスは繰り返さない。
どうして成功したのか、その成功が言語化出来ればまた次も同じように成功できる。
一番もったないのは、同じミスの繰り返し。
加えて、過去に出来たのに今回は出来ないということ。
それを起こさないためにも、「とりあえずやってみる」前に仮説を立てることが重要だよ、ということだ。
ここでの”仮説”はある種の判断材料=言語化する材料を提供してくれている。
例えばclubhouseで考えてみると、
①clubhouse流行ってるし、「とりあえずやってみよう」
②その前に仮説を立てよう。
→clubhouseは人気が長続きするのではないか。
→なぜなら、そもそも今音声ツールが話題になっている。
→コロナ禍ということもあり、人とのコミュニケーションを欲している。
→芸能人が率先してやっているから。
という仮説が立てられる (あくまで即興で考えた例だが)。
しかし実際のところ、最初の数か月いや、数週間で人気は落ち着いていった。従ってこの仮説は外れたと言える。
「とりあえずやってみよう」が目的だったら、仮説が外れました、残念。で終わってしまう。
しかし仮説を立てたことで、どこが間違っていたのか検証できる。
・音声ツールは人気だが、かなり時間を奪われる。
・著名なところはすぐに満席になったり、サーバーが落ちやすい。
・次第に著名人も離れていった。
こう考えたうえで、じゃあどういったツールなら人気が長続きするのか、だったり次の仮説の立て方はどうるべきかだったりにつながっていく。
「とりあえずやる」という前向きな姿勢は大事だが、そこから何も学びを得られないのだったら、やらない方がマシなのかもしれない。
なんせ時間を奪われるから。
自分の時間を無駄にしないためにも、成功も失敗も次につなげるためにも、
「とりあえずやってみる」前に自分の中で仮説を立てて、取り組むという姿勢を大切にしたい。
「とりあえずやってみる」のその先へ。
これは自分の中の”当たり前”の基準を上げていく、ということにもつながってくる。
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