真面目なことを真面目に話せる相手

これは個人的な所感だが、プライベートな人間関係において

「真面目なことを真面目に話せる相手」
なおかつ
「それでいて空気が重くならない／気を遣わなくても大丈夫な相手」

ってものすごく希少価値が高いと思う。

もちろん仕事の相手は、そういった真面目な話は多くなるから例外。
それに、仕事での思考や悩みは仕事の関係上だけでは解決し得ないことだってある。

で、じゃあプライベートはどうかというと、気兼ねなく話せる相手はありがたいことにいる。だけど趣味のことを話したり、ふざけ合ったり、中身のない事をただただ同じ温度感で話したり…というのがほとんど。

真面目な話をするのはどこか恥ずかしかったり、巻き込むのはどこか申し訳なかったり。
それに「真面目＝カタいやつ」と思われてしまうのでは、という印象が子供の頃についたのでどこからフランクな感じにしてしまうのが、自分のいいところでもあり、良くないところでもある。

だから真面目なことはnoteのような文章に落とし込んで、声や映像という他の情報がない場所でお届けしている。

でもね、やっぱりそういったことを直接でも話せる相手がいるって貴重だと思う。真面目なことを真面目に語れる相手。だって「話す」ことで「離す」ことが出来るから。でもって「離す」ことで自分の感情と距離を置くことが出来て、相手の意見が聞けると同時に自分自身も客観的に物事を見れるようになる。

しかもこれって一方的じゃだめなんだと思う。お互いがお互いにそれを求めていて、お互いのものを受け取って自分なりに考える、それをシェアする。

楽しいことを共有している時間はあっという間に過ぎていく。
それと同じくらい、真面目な話をしている時間もあっという間に過ぎていく。

どっちが大事とかじゃなくて、どっちも自分を構成するために必要な要素になっている。真面目なことを話す相手ばかりになると、それはそれで型にはまった感じになってしまいかねないし。

そこは臨機応変に、なおかついろんな人に出会えているということにも幸せを感じながら。