「その人に刺さる言葉を探す」
最近、日常の中聞いたで印象に残った言葉を紹介したい。それが、
「その人に刺さる言葉を探す」
”言葉”を大事にしている身としても、この言葉はとても考えさせられる内容だった。
今回はこの言葉について深堀りをしていきたい。
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わかってもらいたい
私は就労支援を生業としているのでそれを例にすると、「支援」というものをするとき、どうしても相手にこの思いをわかってもらいたくて伝えようとする。
伝え方を工夫して、言葉を選んで。
「これが出来るようになれば、きっとあの人のためになるから」
でもそんな思いとは裏腹に、簡単には伝わらなかったりする。
そこが難しさであり、面白さ?というよりかは考えがいのある部分なんだけど。
そう考えると”わかってもらいたい”って、実に一方的なものになりかねないんだなと感じる。
相手を知る
わかってもらうということは、相手を納得させる、説得することである。そう考えると真っ先にすべきことって「信頼関係の構築」で。
そりゃ知識で押し通すこともできるかもしれないけど、信用できない人の論理的な話より、少し不器用でも信頼できる人の話の方がすんなり入ってくるし、「聞きたい!」という感情になる。
伝わる/伝わらない以前に、シャッターを閉ざされたらゲームセットだ。
だから信頼関係の構築は必要。そして信頼関係を構築していくうえで大事になってくることが、「相手を知る」ということだと思う。
相手の好きなものを知る、相手の過去を知る、相手のビジョンを知る、相手の特徴を知る。
自分だけの情報を伝えた相手に対しては、自然と心のハードルが低くなっていることは自分の体験としても感じる部分である。
そして相手を知っていくと、同時に見えてくるものがある。それが、
「その人に刺さる言葉」
だ。
「ここだけの話ね、、、、」
とか
「○○してくれたらカッコいいな」
とかこれらはあくまで例だけど、「この言葉をかけることでその人のスイッチが入る」そんな魔法の言葉がきっとあるはず。
相手を知らないと相手にどんな言葉が刺さるかなんて絶対わからない。
でも相手の特徴や普段の様子を知っていくことで、かける言葉の「正解」が見えてくるはず。
きっと日常の中でも、意識せずとも親しい仲の相手に対しては何かお願い事したいときなどにそういった言葉選びをしていたのかもしれない。
ただいざこうやって言語化されると「確かにな」と感じる。
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一方的にわかってもらおうとしない。
わかってもらうためにはそれ相応の伝え方というものがある。
それ相応の伝え方を習得するためには相手を知らないといけない。
相手を知ることで、相手に刺さる言葉、相手が動く言葉が見えてくる。
普段noteを書いている身としても「言葉」というのは大事に、大切に、そして何よりも有効に扱っていきたい。
これから接するすべての人に対して、
「この人に刺さる言葉は何かな?」
そういった視点を持つだけで、物事を俯瞰して見れる気がするし、相手を知ろうと興味がわいてくる気がする。
だから、今日から私の合言葉だ。