「解釈力」と「コミュニケーション」 No.398
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2022年2月3日 「DAYONE日記」No.398
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最近、仕事の見え方が少し変わってきたような気がします。それは、ある日突然ふと思ったのですが…。
会社勤めの方は、お分かりかもしれませんが、会社の中で「何かやろう」と思うと、稟議や協議という手続きがあります。
これは、上司、関係部署、さらに、その上の上層部の方々に対して、案件や企画に対して「やってもいいよ」という承認・決裁をもらう手続きです。
それは、稟議書という書面で回付するのが一般的です。
今までは、何となく上司や決裁権限者、関連部署から文句が言われないように理論武装して、とにかく突破したいという気持ち、何が何でも通すという気持ちで一杯でした…。
だから、何か言われたら、言い返す・言い回すくらいの気持ちでいたのです。何となく、敵を倒すようなイメージで捉えていたのです。
でも、よく考えたら、自分のことだけを考えた本当に視野の狭い考え方だと改めて気づいたのです。
私は、稟議を「自分のやりたいことだけに通すために手段」と解釈していたのです。
自分のやりたいことを通す、それは、情熱を持って取り組むという観点では良いのかも知れませんが、仕事というのは、一人でやっているわけではないのです。そして、社内は、同じ仲間だということです。
自分のために仕事をしてるというよりは、会社を良くするために頑張っているという観点を見落としていたのです。
そのように考えると、別の見え方になってきたのです。
それは、自分の稟議も、会社を良くするために取り組んでいきたい、だから、「賛同してほしい」、「仲間になってもらいたい」という気持ちになれば、「言いまかす」という言葉よりも、「共感してもらいたい」という気持ちになるはずです。
自分がいかに解釈するかだということです。
だから、社内の稟議も、いかに自分の案件や企画に対して、「仲間になってもらえるか」、「応援してもらえるか」、「助けてもらえるか」、それをするための行動と解釈に変えるのです。
そうすると、上司、関係部署に対して、「どうすれば突破できるのだろうか?」という狭い考え方から、「いかに共感して賛同してもらえるか?」という考え方になり、伝え方そのものが変わってくるのです。
同じ稟議の内容であっても、相手にどのようにしてほしいのか、その伝え方が変わるということです。
もっと言うのであれば、そもそものコミュニケーションの取り方から変わってくるはずです。
何とか通してもらいたいというゴリ押しから、共感してもらい信頼してもらって一緒に取り組んでいきたいという感情へシフトするのです。
これは、ある意味、自分が渦の中心になって、周りを巻き込んでいけるか、影響の輪を広げるかということではないかと思っています。
仕事というのは、それぞれの人に応じて役割があります。でも、考えてみれば、皆、この会社を、自分の会社を一生懸命考えてくれているのです。
だから、そこで意見のすれ違いがあるだけです。
大きな視点で見れば、それは敵対するのではなく仲間だということです。
その意識を持てば、社内の様々な人々とのコミュニケーションの取り方は変わるのです。
そして、自分のやりたいことに、賛同してもらって協力してもらうから良い仕事ができるのです。
今更ながらですが、それに気づくことができました…。
どのように解釈するか…。
ある事象や行動もその意味付け次第で、ポジティブでもネガティブにも変えていくことができるのです。
それは、自分の解釈次第です。
そして、何よりも自分1人では何もできないのです。
私自身、今までそんなつもりはないと思っていましたが、考え方が少し違っていたように思えます。
だからこそ、周りを巻き込む力、これが大事になるのです。それは、協力してもらえるような情熱・前向きさ・信頼など様々なことが求められるはずです。
でも、周りを巻き込んでいくからこそ、より良い仕事が出来ると思えるようになっています。
自分だけでやれることには限界があります。だから、周りから協力してもらえるような仕事の進め方・コミュニケーションの取り方が大切だということです。
ネジを巻き直して、しっかりやっていきたいです。