読書することで大切な事に気付かされる №876
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2023年5月28日 「DAYONE日記」No.876
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。
昨日は、
読書の効果・効能について
少し書かせて頂きました。
その中で、
最近読んでいる本として
阿部広太郎氏の
「あの日、選ばれなかった君へ」を少し
ご紹介したのですが、昨日読んでいる中で
とても声残る言葉があったので
ご紹介させていただきます。
それは、記者である阿部氏が
コピーライターとして仕事をされている中で
子供が生まれるので育休を取るために
仕事を引き継ぎしなければならない時の話です。
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君(阿部氏)が憂鬱だったのは
仕事の引き継ぎだった。
コーピーライターの仕事は
組織の中であってもどこか個人商店のようだと
感じていた。
自分の仕事を
バトンタッチできる人は
果たして見つかるだろうか…
リモートワーク中、
オレンジ色に暮れていく空を見て
君は何度か遠い目をしていた。
結果、それは杞憂に終わる。
「あなたの力を貸してほしいです」と
素直に伝える大切さを痛感した。
「任せてよ」と拍子抜けするくらいに
同期や同僚が応えてくれたのだ。
同時に思った。
「自分のしている仕事は自分にしかできない」
そんな鎧のような思い込みに
縛られていた気がした。
助けを求める事は負けじゃない。
重すぎる自負は、脱いでしまっていい。
ある時、Twitterで
こんなツイートを目にした。
「スティーブ・ジョブズがいなくなっても
Appleの仕事は回っているのだから
替えのきかない人なんていないんだ」
世界は自分がいなくても案外回る。
仕事の上で役割が代わる事は
どこか椅子取りゲームのようにも感じる。
ただ、
家族の中で自分という存在は
誰にも替えがきかない。
出産から1週間後、
いよいよ新生活がはじまった。
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という文章です。
正直、私はこの文章を読んで
本当に家族の大切さ、自分自身の役割について
再認識させられました。
まさに、琴線に触れた瞬間です。
筆者と同様に私も
仕事について、自分の勝手な思い込みで
「自分にしかできないこと」もあると
思っていました。
でも、それは、
自分よがりの考え方と
周りにお願いしないプライドが邪魔している…
のだと感じました。
(実際に本当に難しい人もいるでしょうが…)
だから、
自分が今のポジションから抜けても
もしかしたら組織のパフォーマンスが
低下するかも?
(多少はそうであって欲しいと願う部分も(笑))
仮に、パフォーマンスが低下したとしても
崩れる事はまずないのです。
また、私の代わりを誰かがやってくれる。
そう思うと、とても心が軽くなる。
そして、寂しさも感じますが、
それ以上に大事なことや未来に目を向ける事も
出来るのです。
そして、家族だけは違うのです。
家族の中で
自分の替わりをしてくれる人は
誰もいないのです。
つまり、
自分にしか私の子供達にとっての
親の役目はできない、ということです。
私自身、心のどこかで
「そこまで考えなくても子供たちは育つ」という
思いもあったのですが、
自分の親もこの世に2人しかいないのと同じように
子供達から見ても、親は妻と私しかいない。
そう考えると、
本当に自分にしか出来ないことだと
強く感じたのです。
でも、
そんな当たり前のことに
改めて気付かされ、意識させられたのです。
人生における大切な事は
人によって様々ありますが私にとっての
「家族」というのは、かけがえのない存在です。
だからこそ、
私自身も、もっと自覚を持って向き合う
という決意を新たにできた文章だったのです。
やはり、
言葉によって人間は規定される。
また、新しい気づきや学び、再認識もあります。
それらが、自分の糧になっていく。
そんな風に感じられます。
そういう意味では、やはり読書によって、
良い言葉や良い文章に触れる、という事は
とても大事だと改めて感じたのです。
だから、
これからも読書習慣は大切にしたいですね。
それでは、皆さん。
本日も良い1日をお過ごし下さい。