人材派遣営業のコツ⑦ マネジメント編 part7 「Mustを共有する」
今日のnoteは、人材派遣営業のコツシリーズ第七弾 マネジメント編です。part7として、「Mustを共有する」について、お話しします。
コツコツと積み上げていけば、つらくなく、楽しく貢献できる人材派遣営業になれること、間違いなし!周りに、人材派遣営業をしていて、辛そうにしている人がいたらこのnoteを紹介してください。
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全てはMustのために
前々々回は、「Will-Can-Must」の自発的にモチベーションを持ってもらうための大切さ、そして、前々回はWillの把握について、前回はCanの設定について、お話しました。
今日は、「Mustを共有」についてお話します。
Mustを設定し、メンバーと共有することについて、最も重要なことは、「ここまでの1on1でのヒアリングによるWillの把握も、Canの設定も、全ては効果的なMustのため」ということです。
なぜなら、「Will-Can-Must」のなかで、唯一、マネージャーが完全にコントロールできるのはMustだからです。(Willはメンバーの心の中に。Canの成長もコントロールできません)
Mustの設定と共有が、マネージャーのコントロール下にある、超絶重要な仕事だということを忘れないようにしてください。
そして、ここから、自発的なモチベーションを産み出す、Mustの共有における重要なポイントを3つお伝えします。
メンバーが自ら、Will の実現に近づくこを意識する
大切なポイントの1つ目は、メンバーが自らの仕事や役割が、Willの実現に近づくことに気が付き、意識することです。
当たり前ですが、マネージャーが完全にコントロールできるのがMustだとしても、その会社が社会に対して担っている仕事は、簡単には変えることはできないですよね。
僕の所属している会社で言えば、人材サービスです。そして、営業で採用されていれば、基本的には、人材サービス営業という領域の中での仕事になります。
この範囲と、WillとCanが大ズレしている場合は、社内の別の部署か、転職の相談に乗っていくことになるわけなので、この時点で前向きに話ができているとすれば、すでに今の仕事において、Will-Can-Mustはある程度重なっているはずです。
ですので、まず大切なのはそれが重なっていることをメンバー自身が認識することです。
ここまで1on1で話をしてきていれば、具体的には、
と気づきを促す会話を進めていけば十分なはずです。
背伸び して届くMustの設定をする
ポイントの2つ目は、よく言われる話ですが、Mustを、頑張って背伸びすれば、何とか届く水準に設定してください。
会社として、メンバーに求めることであるMustの設定は、そのまま、Canを開発していく目標にもなります。
逆に言えば、頑張る必要のない水準に設定されてしまうと、それ以上のCanの向上は見込むことができず、Willが広がる分だけしか、Will-Can-Mustの重なる部分が広がらなくなります。
さらに言えば、その状況から、Willだけがどんどん大きくなっていくことも考えにくいです。
仕事が何に貢献しているのか、意義を伝える
ポイントの3つ目は、その仕事が何に貢献しているのかという意義を伝えることです。
Mustの設定と共有には、会社やチームのビジョンとメンバーのWillを合わせるチューニングの機能があります。(というより、Mustの領域でしかできない)
そのチューニングは、1つ目のポイントで、Willに繋がっていることを自らが気づくと同時に、Mustに落とし込まれたところで、仕事や会社が何に貢献しているのかをしっかりと理解して意識することで成し遂げることができます。
同じような業務の繰り返しや、忙しい毎日の中で、何の意義のある仕事なのかを見失いやすいので、定期的にMustについて考えるタイミングで、自らの仕事がWillに繋がっているという意識をチューニングするようにしてください。
自社や自身が行っている社会貢献の中身をくっきりと理解することで、それぞれのメンバーの「Will-Can-Must」も鮮明になっていくと、僕は考えています。
最後に
今日は、「Mustの共有」についてお話ししました。
気を付けるポイントは3つで、
✅メンバーが自ら、Will の実現に近づくこを意識する
✅背伸び して届くMustの設定をする
✅仕事が何に貢献しているのか、意義を伝える
です。
そして、とうとう、Will-Can-Mustについての一通りの話が終わりました。
しかし、ここがスタートです。1on1の中で、定期的に役割の見直しや、CanやMustの支援を行い続ける必要があります。
もしも、メンバーの経験値が少なければ、Mustの期待値を逆算して、小さな目標やその人ToDoまで落とし込む必要があるかもしれません。
ベテランになって来れば、ある程度Mustへのアプローチは任せて、Willに対して、コーチ的に向き合う時間が増えていくかもしれません。
いづれにしても、メンバーのモチベーションを上げ、自発的に仕事に取り掛かる土壌は出来ました。
ここから、いよいよ、より具体的にリーダーシップを発揮していく段階になります。
次回は、「価値観を示す」について、お話しします。リーダーシップを発揮していきましょう!
では、また明日!
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