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大阪・関西万博(Ⅰ)〜概要〜
いよいよ2025年に開催される大阪・関西万博
大阪・関西圏の人は身近なものになります。ですが、その他の地域の人にとっても意味のあるイベントになります。
今回は万博をどうして開催するのかについても含めてまとめていきたいと思います。
🔴基本データ🔵
【開催場所】 大阪・夢洲
【開催時期】 2025年4月13日〜10月13日
【参加国数】 170の国・地域・国際機関
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🔴開催意義🔵
今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」となっています。
日本で見ても高齢化に伴う平均年齢の上昇、少子化による社会生活維持の困難、ジェンダー問題…
世界的に見ても人口爆発というべき急激な増加、それに伴う食糧危機・貧困問題…
こういった色々な問題を解決する場として各国・団体が一同に介し技術を見せ合います。
前回(70年万博)との違いは「目的」だと思います。
前回は世界中が技術を出し合って未来の想像図を作り出していました。
無から有を作り出すイメージです。
しかし、今回は(そういう要素が無いとは言いませんが…)既存のものをより良くすることに重きをおいているのではないかと思います。
今回の万博で重視していることが2つあります
➀SDGs
SDGsは国連が発表している2030年までに達成すべき目標です。
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今、国連ではこの目標を各国が達成できるように様々な目標を設定しています。(なかなか厳しいですが…)
でも、世界のすべての国が達成できたら当然に世界は今より良くなるでしょう。
今回の万博はSDGs達成の足がかりとなる一面も持っています。
②Society 5.0
Societyとは1.0を「狩猟」→2.0を「農耕」→3.0を「工業」→4.0を「情報」→5.0を「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会」と定義していて、日本のこれまでの歩みと今後についてを記しています。
現在、僕たちが暮らしている社会は4.0の情報社会です。
何が変わるのかと言うと
・イノベーション(技術革新)による社会的課題の解決
地域問題や高齢問題に対応するために新しい技術を開発し、導入することです。
また、研究成果と課題解決の橋渡し役も担います。
・これまで不可能と考えられていたことを実現(ムーンショット型)させる研究開発
身体的・空間的・時間的拘束から解放されて遠くのイベントに参加出来たり、現在よりも格段に速い疾患の早期発見・予防をしたり、地球環境の再生や食糧危機対策、気象抑制による災害の防止などを行うことです。
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・スマートシティによって1人1人が暮らしやすくなる社会の実現
スムーズな交通、安全な街、1人1人が健康に暮らせる環境などを実現することです。
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・様々な考えを集積・社会全体の教育や人材育成
自然科学だけでなく人文社会科学も含めた様々な考えを結集して実現させることです。
Society5.0の中核には「多様性」「公正や個人の尊厳」「多様な幸せ」があることを踏まえます。
これらを実現させるいわば“実験場”として大阪・関西万博があります。
万博は人・モノを集めて一か所に集める力があり、大阪・関西・日本から世界がより良く変わるきっかけ作りとなります。
🔴実現すること🔵
・新たなアイデアの創造・発信
技術が組み合わさって新たなものが開発されるきっかけになります。
例えば、今回の万博ではiPS細胞による「人工心臓」が展示されます。再生医療のさらなる飛躍につながるでしょう。
このような様々な技術に触れることで利用方法の検討や新しい技術開発がたくさん行われます。
・投資の拡大
新たなアイデア・技術を出し合っているのでそのアイデア・技術に対して国内はもちろん、世界各国の人たちが投資をしてくれるでしょう。
投資によってさらにアイデア・技術が発展していきます。その第一歩として大阪・関西万博が役立つことでしょう。
・交流活性化によるイノベーション創出
1つ1つでは小さな技術革新かもしれません。ですが、それらが相互に組み合わさっていき、混ざっていくことで新しい予想だにしていない技術が出てくるでしょう。
そういった交流の場になります。
・地域経済の活性化や中小企業の活性化
今回の開催地大阪は昔から商人の町と言われるほど商いが盛んです。実際、東大阪市は中小企業の町、堺市は刃物の町などと呼ばれてます。
今回の万博には377もの中小・新興企業が参加します。
当然、国内外の関係者の目に留まるものがたくさんあるでしょう。そうすると各企業が発展し、地域の発展にもつながります。
また、海外からくる観光客が大阪・関西から東方面に向かう「ゴールデンルート」と西方面に向かう「西のゴールデンルート」を通り、訪れることで日本全国へとインバウンドの恩恵を受けることになります。
・豊かな日本文化の発信のチャンス
先にあげた観光と重なりますが、日本各地を訪れた海外からの観光客がその地域の文化に触れ、日本文化のすばらしさを実感してもらえるでしょう。
🔴会場デザインプロデューサー 藤本壮介さんにとっての意義🔵
1:万博の意義について、
— Sou Fujimoto 藤本壮介 (@soufujimoto) January 27, 2024
会場デザインプロデューサーとして、僕自身が考える万博の意義について述べておきたい
今回の万博については、1970年の大阪万博の時とはすでに時代が違う、21世紀になってまだ万博などやっているのか、万博などすでに時代遅れだ、という指摘がある。…
🔴デザインシステムクリエイティブディレクション/アートディレクション 引地耕太さんの説明🔵
誤解のないように一応コメントしますが、万博のデザインシステムの制作者として説明しますと、万博のロゴやミャクミャクの赤い目玉のような形状は「内蔵」ではなく「細胞」です。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の「いのち」を細胞(セル)として、いのちの最小単位として表現されて… pic.twitter.com/eWOjAtszJa
— 引地耕太 | Creative Director (@kouta_hikichi) April 14, 2024
【デザインの敗北とマルチレイヤー的機能性】最近講演や取材でデザインと共に引リツのようなデザインシステムの考え方を話すことで「ようやく万博の意義が分かった」と言っていただることが増えてきました。これは本当に嬉しい。その一方でごくまれに「ここまで詳細に説明しないといけないデザインって… https://t.co/p4BwezGMhU pic.twitter.com/E1y02oj1vU
— 引地耕太 | Creative Director (@kouta_hikichi) May 5, 2024
🔴チケットインフォメーション🔵
前売チケットであればだいぶ安くなっています。
世界中の技術に触れる絶好の機会です!!
![](https://assets.st-note.com/img/1716900994311-oSTzvusH1J.png?width=1200)
🔴最後に🔵
今後もグッズやパビリオンについて記事を書いていこうと思います。
今後も見ていただければ嬉しいです。
また、サポートもよろしくお願いいたします
続きはコチラです
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