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坂の上の空 〜ハラスメントの境界線〜




名前を変えて、日本一有名になった坂


幽霊坂 という地名が 日本各地にたくさんあります。むかし、人通りが少なかったり薄暗かったりしたからでしょう。

だけど、名前を変えると 印象は変わるもの。それが東京にある 乃木坂(のぎざか)です。


当時暗かったであろうこの坂をのぼると、
少しだけ 空が ぱあっと、ひらけます。

今から 111年前に名前を変えたこの坂は、今では某アイドルグループ名にもなっていたりと、日本では 最も有名な坂のひとつではないでしょうか。

 

乃木神社
乃木公園と旧乃木邸 
日清・日露戦争を戦った陸軍大将・乃木将軍の邸宅跡地は公園に。その隣には有形文化財・旧乃木邸で誰でも散策できる都心の憩いスポットになっています。

ここ乃木坂あたり には、
もう少ししたら国連人権理事会が調査 に来るそうです。
 
日本で有名な坂 から 世界で有名な坂  になるねえ。



すべての大人も企業も「いま・誰のため」に存在しているのか、その態度から滲み出している。


SDGsのバッジをつけた大人は多いし SDGsをうたう大企業は多い。
いろいろ下心な狙いもあるでしょう。

ただし 16番目のゴール(16-2)は
つよくつよく ふつうの大人が何よりも優先して取り組むことです。

※16-2 
子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形の暴力や拷問をなくす。

そういうことを基本のキにおけない企業は、近々「幽霊」になるでしょう。うらめしやー。

幽霊の大人たちへは、遠慮をせずにちゃちゃっと 塩まいておこう。
しおっ!

ただし幽霊の企業たちは、そのうち名前だけ変えてなんとかしようとするから気をつけないとね。


坂の下と 坂の上、その境目にあるハラスメントの境界線。

幽霊坂の上にのぼる人だけが
ひらけた空が 見えるんですぞう。

乃木坂のてっぺんにある小さな乃木公園から見える空。そしてこのオブジェは 津久井利彰氏の「ひねり・うつり・ながれ」という作品。



ダイバーシティ&インクルージョン浸透のためのレクや研修をさせていただく者として、「あれは仕方なかった」「そういう業界だから時間がかかる」などという幽霊には成仏いただき、職場や組織から「静かな虐待や暴力」をなくすという気概をあらたにしました。 

WORK を PARK に。



坂の上の空 ~ハラスメントの境界線 ~

2023年 7月【RYO`s Message】
7月のテーマは、ハラスメントについて。芸能事務所における性加害問題への注目や、7/13より施行の不同意性交罪など、社会環境もハラスメントの認識を再構築する必要性が叫ばれています。ハラスメントの正体を理解し、ダイバーシティ&インクルージョンな組織風土を機能させていくための視点を 幸田リョウが語っています。

・東京 乃木坂より    
・ハラスメントが起きやすい要因
・対話の前の対等性    
・セクシャリティの回復
・尊厳の確認


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