運動を継続した94歳の身体の変化
平日は高齢者の方に対して鍼灸マッサージ治療や運動指導をしていますが、去年から担当している94歳女性の身体の変化がすごいです。(私が凄い訳ではなくて、この方の適応能力が凄すぎます)
1番の変化は心肺機能
まず心拍数の変化が劇的に変わりました。
▶︎介入当初(2023年10月)
安静時心拍数が65〜68拍/分
▶︎現在(2024年3月)
安静時心拍数が58〜60拍/分
安静時心拍数が5〜10拍/分下がりました。
これは心臓がより効率的に働き、心拍数を上げることなく、循環機能が向上し、身体にかかる負担を軽減している証拠とも考えられます。
安静時心拍数の減少は健康な生活習慣(運動、禁煙など)と関連している可能性が考えられていますので、毎日30分(休憩除くと20分くらい)の運動がこの方の健康を支えている事がよく分かります。
心拍数の回復時間が短縮
この方は80〜120mを歩いて1回休憩(3〜5分)、これを2〜3セット繰り返します。
休憩中は血中酸素飽和度と心拍数を測定します。
運動直後は心拍数が72〜75拍/分まで上がりますが回復力の変化が素晴らしい。
▶︎2023年10月
運動後、安静時心拍数に戻るまで約5分
▶︎2024年3月
運動後、安静時心拍数に戻るまで約2〜3分
半分近く時間が短縮されました。
これは心肺機能の向上を意味します。
運動による変化は個人差がありますが、1番の個人差は本人の気持ちだと感じます。
『どうせこの年齢で運動しても変わらない』
なんて、この方は全く思っていなくて
『今からでも変わるところがあるのならできる範囲で頑張る💪🏻』
本当に素晴らしい👏🏻
今年は30代最後の1年になる私の心にも火がつきました🔥
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