哲夫|人文系読書垢

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人文系のアウトプット用アカウント。 ふだん、読書会や哲学対話に参加しています。 考えていること、思っていることを飾ることなく書いていきます。

最近の記事

世界哲学史7-近代II 第1章 理性と自由【メモ;途中まで】

第1章 理性と自由 伊藤邦武1はじめに PP. 15-自由とは良いものであるという P.15 そうだろうか、品数が少ない・選択の自由の幅が狭められている方が人間は選びやすいともいうが。 自由とは基本的に「人間という存在者にだけ属して」いるというP.15 宋だろうか、鳥かごにとらわれた鳥にも不自由、そして可能性としての自由があると思うが。 デカルトの打ち立てた二つの自由自分の頭で考えられる。デマに影響されない自由意志を持っているということだろうか。 19世紀の哲学が、自由

    • プラトン『クリトン』途中までの読書メモ

      対象書籍 『クリトン』田中享英訳 講談社学術文庫 1998年 第1刷発行 今回のブログの対象範囲 43a〜48b  以下、メモ 最大の善いもの、最大の悪いもの もしも大衆に最大の災難をもたらす力があったならよかったのに、とソクラテスはいう。もしそうなら、大衆は最大の善いものをもたらすことも出来ただろうから。 だが彼らにはそれが出来ないとソクラテスはいう。 なぜなら大衆は「だれかを思慮のある人間にしたり、あるいは無思慮な人間にしたりする力」はないからだ。 彼らはそ

      • 『世界哲学史6』10章「江戸時代の「情」の思想」まとめ

        『世界哲学史6――― 近代I 啓蒙と人間感情論』 の読書会があった。 ネット上にまとめ記事がなかったので、不完全だが、自分の読書ノートを公開する。 今回扱うのは以下の部分。 10章  江戸時代の「情」の思想(pp. 257-276) 著者:高山大毅  朱子学「根源的同一性」(pp. 260-261) 「人間は誰もが生まれがらにして完全な道徳性を備えており、「人欲」の克服は、人としての本来のあり方に立ち還ること」 「道徳性を十全に発揮している状態に至れば、人々の間

        • 「あたりまえ」は、なぜ「あたりまえ」なのか(人にもらったテーマへの返信)

          哲学系のOCを開いたら、驚いたことに人が入ってきた。 「あたりまえ」は、なぜ「あたりまえ」なのか哲学的関心を聞いたら『「あたりまえ」は、なぜ「あたりまえ」なのか』に関心があるとのことだった。 具体例 以下のような具体例を出してくれた(語調は変えている)。 昔の「あたりまえ」は、今の「あたりまえ」ではない。 なるほど、たしかに。 あたりまえの定義 さらに、「あたりまえ」を以下のように定義されていた。 なんだか、同じ語で定義しているし、前後の「あたりまえ」の指してい

        世界哲学史7-近代II 第1章 理性と自由【メモ;途中まで】

          感想:プラトン『国家 (第一巻)』前半 —ケパロス翁との対話部分

          カバー画像:UnsplashのNathan Cimaが撮影した写真 ついに、プラトン『国家』を読み始めました! 『プラトン全集11巻』(岩波書店)所集だけど、この間だけ異様に分厚い。他の巻の倍くらいあるんではなかろうか?(これで殴ったら痛そうw) 今回の記事の対象範囲今回の記事では、冒頭からポレマルコスが登場する前の部分まで(327A-331E) を取り扱います。 内容としては、ざっくり言うと、正義と不正の定義について云々かんぬんしてます。 冒頭ソクラテス(以下、S

          感想:プラトン『国家 (第一巻)』前半 —ケパロス翁との対話部分

          自己紹介|はじめてのnote

          はじめまして、哲夫です。 自己紹介思想や哲学に興味がある一般人です。 YouTubeやPodcastのコンテンツを消費したり、本を読んだりして過ごしています。 最近は、読書会や哲学対話にも顔を出すようになりました。 好きなこと読書 哲学対話を主催しているくせに「哲学」の本をずっと読んでいない事に気が付き、最近はプラトンの著作を読んでいます。 他にも、ハウツー物や参考書なども読んだりします。マンガも大好きです。 運動 ジムで筋トレしてます。月に何度か柔道もします(白

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