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流されずに流されていくことに成功した

5月やべぇっす…!やべかったっす…!今日から3本連続でnoteを書いていく。

今月けっこうキツイなと感じることが多々あり、まあその辺は前にも書いた気がする。

5月中旬から一気に動き出した感がある。4月からロケハンと構想を進めていた作品の撮影を一気に進める。撮影期間は3日間。パリの友人達に協力してもらいなんとか撮りきり、編集作業に入る。本当は編集も3日で終わらせたかったのですが、そうなることはなく、そのままキプロス共和国への旅がスタートするという。

南側のキプロスの首都ニコシア

キプロスの首都ニコシアは世界で唯一南北で分断されている。ちょうど50年前の軍事クーデターをきっかけに北側はトルコが軍事支配しており、トルコしか承認していない国家です。日本も当然未承認なので、北側で事故に遭ったりパスポートなくしたりすると領事館も介入できないのでめちゃ大変らしい。

こちら北側。いきなり通貨も言語もトルコになる。パスポートひとつで南北は簡単に行き来可能

ボーダーや境界線をテーマに扱う自分としては、キプロスは気になっていた存在でした。最初に認識したのは、今年の1月のこの時だったらしい。てかこれたった4ヶ月前の話なの…(唖然)

そいで、友人がたまたま旅行で行くと聞き、調べたらパリからのフライト案外安かったので片道だけ取って…もうそこからが本当にすごかった。

おにぎりとか用意して旅するのにハマってる

キプロス→北キプロス→なぜかポーランド(ヴロツワフ)と、当初の想像を超えた旅程を経て、新作の映像作品が上映されるベルリンへと辿り着く。

北キプロスでなぜかご飯をご馳走になったパキスタンの人々の家にて
初ヴロツワフだったけどContemporary Artが充実してて驚き

新しい文化・人々・風景に触れながら、持ってきたPCで編集作業をコツコツ進め、並行して、次の制作の構想も練る。脳と身体をフルに使いながら目の前のことに没頭していく感覚。もう無我夢中でした。

そしてギリギリのギリギリまで調整し、無事に先方にデータを送り、ベルリンにて新作《The Railway Walk》が上映。撮影3日、編集6日、構想3年。内容に関することはまた裏側で語っていければと思います。

日独文化センターにてスクリーニング

この旅で新しい友人もめちゃくちゃできたし、新しいこともたくさん触れたし、なんとか作品も仕上げることができたし、たった1週間だったけど2〜3週間に感じる旅だった。体感時間がバグる旅は良い旅だったということ。今回もたくさんの人に助けられて感謝感激雨霰。

俺やっぱり旅上手いわ。(急)

偶然や運命に身を任せる力というか。流されずに流されていくっつーか。

久しぶりに「旅っぽい旅」した感じあって、自分にも世界にも自惚れてしまいました。

というわけでパリにて通常運転に戻りつつあるので、内省しながら今回作った作品について次回以降考えていこうと思います。

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どうしたらもっと本質的にこの世界を味わえるのか。 圧力やダルいことに従わずも反発もせずすり抜けられる…

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