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文章は細部にこだわると相手に響かない

計算された文章はあざとい

noteを98記事書いてわかったことは工夫すれば工夫するほど、ひとりよがりな文章になってしまうということです。

思いつきで書いたことは、たとえ下手くそでも、自分の人柄がにじみ出るものです。

一方、徹底的に細部にこだわった文章には、書き手の人間性が反映されません。

noteでは論理よりも感情が優先される傾向があります。相手に響く書き方とは、普段の会話のように、反射的に出てくる言葉だと痛感しています。

少ない文字数でシンプルに書くと響かない

少ない文字数でシンプルに書くと、見た目は美しいですが、読み手からすると、クソつまらない、気取った文章にしか見えないようです。

そのため、最初に出てきた言葉の方が、何度も読み直して手直した言葉よりも、人間臭くて、自分の言葉っぽいんだと思います。

手間をかけ、工夫をこらすことは、美徳のように思えますが、実際には、「この人自分にひたっててキモ!」的な表現になるわけです。

じゃあ、どうすれば文章がうまくなるのか?

気に入った文章を写し取って、反射的に出てくる自分の言葉のバリエーションを増やしていくのが一つの方法だと思います。

あとは、めげずにひたすら書くしかありません。

言葉選びにこだわると響かない

言葉選びに慎重になればなるほど、自分感は消えていきます。

丁寧に言葉を選ぶということは、「自分の言葉」を薄めるということです。

読み手が知りたいのは書き手の人柄です。

どんな人でどんなことを考えていて、ある出来事を、どんな風にとらえているかを知りたいわけです。

うまく当てはまる言葉を一生懸命探せば探すほど、その文章からは迫力が奪われます。

結論から書けばいいというものではない

結論から書けばいいというものでもありません。

レポート・論文の類であれば、結論から書かないと怒られますが、noteは好き勝手に書いていい。

感じたことをそのまま書いて、「それでもあなたの文章が好きだ!」と言ってくれる人とだけ、仲良くすればいいわけです。

飾らない文章は、飾らない自分をさらけ出すことですから、本来の自分を認めてくれる人と交流すれば、心の触れ合いがあります。

プロの作家は例外なく書き出しにこだわりますが、それはプロだからで、noteでは、何から書き始めても構わないのです。

まとめ

工夫しないでバーっと書いて、バーっと投稿すれば、時間をかけて丁寧に書くよりも、遥かに自分のこころが露出します。

そのむき出しの感じが、人間味になって、味のある、相手に響く文章になるのだと思います。

要は思いつきで書きたいことを、書き散らかせばいいわけです。



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