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自分でやってみよう!精液検査

不妊症の検査の中で男性が受ける検査として精液検査があります。

でもクリニックで精液検査をするのってちょっと恥ずかしいですよね。

僕は20回くらい検査(治療も含めて)を受けているのでもう恥ずかしくないですが、初めのころはちょっと嫌でした。

でも不妊の原因の48%は男性に原因があると言われています。

とても大事な検査なので不妊を疑ったらすぐにしておきたい検査です。

今回は自宅でできる精液検査キットの紹介です。

精液検査は何を調べるの?

精液検査では精液の量や精子の数などを調べます。

WHOが出している基準としては下のようになっています。

 精液量 1.5ml以上
 総精子数 3900万以上(精液量×精子濃度)
 精子濃度 1ml中に1500万以上
 運動率 40%以上、先進運動精子が32%以上

自宅でできる検査キットで分かる数値だけ抜き出してみました。

この数値以上だったら正常というわけではありません。

これ以上の数値があれば自然妊娠ができるという目安です。

妊娠はいろいろな要素が合わさってできるものです。

数値が良い人でも自然妊娠できないこともありますし、数値が悪い人でも自然妊娠できることもあります。

男性不妊についてはこちらの本が分かりやすいので紹介します。

自宅で精液検査をやってみよう!

調べたいけど病院に行くのは嫌だなという方は、ぜひ自宅でやってみてください。

未婚の方も調べておくとライフプランを立てやすいですよ^^

有名どころは上の2つです。

TENGAは男性の方ならよくご存じだと思います。

Seemもあの有名なリクルート社のものです。

Seemの方が機能が充実していますが、少し高いのでお試しであればTENGA社のものでいいと思います。

生活習慣の見直しやサプリなどを飲んで経過を見たい場合はSeemの方がいいと思います。

やり方はどちらも同じです。

付属の採取容器に精液を取って、専用のレンズに精液を垂らしてスマホのカメラで解析をします。

アプリで自動的に数字が出ますし、実際に動いている様子が画面に映し出されます。

精液検査は2~3回やってみよう!

もし数値が悪くても落ち込まないでください。

精液は毎回数値が違って結構ばらつきます。

注意としては、禁欲は2~5日くらいがよいと言われています。

コンドームは精子の動きを悪くする成分が含まれている場合があるので使用しないでください。

体調によっても数値は変化するので精液検査は2~3回してみましょう。

原因によっては手術や体外受精の時に特別な処置が必要になることがあります。

人によっては生活習慣の改善やサプリメントなどで数値が良くなることもあります。

うちはプレグナを愛用しています。

サプリメントは高額なのであまり固執せずに数値が悪ければ早めの受診をおすすめします。

数値が悪かったら?

数値が極端に悪かったり、2~3回検査しても同じくらい悪い場合は病院を受診しましょう。

精子の数値や奥さんの検査結果にもよりますが、不妊治療のステップアップが必要です。

ステップアップとは自然妊娠→人工授精→体外授精or顕微授精というように治療の段階を上げていくことです。

場合によってはいきなり顕微授精を行うこともあります。

検査結果を持参することでスムーズに治療を受けることができます。

夫婦二人三脚で治療を

早めに精液検査をしておくことでライフプランの参考にしたり、早めにステップアップができたりします。

培養士として患者さんを見ていると、奥さんの方が主導して不妊治療をしているカップルのほうが多いように感じます。

旦那さんも積極的に不妊治療に参加することで、奥さんの精神的ストレスも軽減されるでしょう。

僕もそうでしたが、不妊治療では夫婦で衝突することも珍しくありません。

夫婦二人三脚で治療を行っていきましょう^^

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