昭和が残した宝物
全国的に、まだまだ大雨が続いていますね。
皆さま、くれぐれも気をつけてお過ごしくださいませ。
先日、部屋のかたづけをしていたら、とても珍しいものが見つかりました。
すっかり存在を忘れていた
昭和の、カセットテープです。
そこには、懐かしい祖母の声がありました。
どこの誰なのかはわかりませんが、ご自宅の食事会に祖母をお招きくださって、その方が録音してくださったものでした。
久しぶりに聞く、祖母の声でした。
その声を聞くと、私の思い出の中にいる祖母とは
少し印象が違いました。
祖母は、私にはもの静かで、そして甘々で、最高に優しい人でした。
カセットテープの中の祖母は、とても優しいのは同じでしたが、
快活で「女傑!」という言葉がピッタリの人でした。
祖母は多くの人を救い、慕われた人でした。
「女傑」の強さ、勇ましさがあったからこそ、多くの人を
救うことができたのだとわかりました。
そして、カセットテープと一緒に手紙も出てきました。
それは、私が小学校の修学旅行先で買った、お土産の
祖母からのお礼の手紙でした。
そこには、お土産の喜びと
「瑠璃ちゃんの真心を戴きました。」という言葉が添えられていました。
私は日頃、いただき物をすると、
その方の「真心を戴いた。」とずっと思ってきました。
これは、祖母の教えだったことが今回、手紙からわかりました。
今年は祖母が亡くなって節目の年です。
そんな時に、祖母の人柄や生き方を知るものが見つかって
とても感慨深いです。
祖母は、激動の時代を生き抜き、あらゆる苦難を乗り越えて
一生懸命生きてきた人だったと、改めてわかりました。
私の命は、そんな祖母から受け継がれたものです。
この世は、理不尽、不条理なことが存在することも事実です。
そして、予期せぬ不運に出くわしたり
社会の荒波に飲み込まれそうになって、
「もう無理!」と思う事態に陥ることだってあります。
私だって…。
「消えたい…。」なんて、思ったこともあります。
そんな時は、祖母が導いてくれて、
受け止め方を変えられるようなヒントが閃いたり、
助けてくれるような人との縁を結んでくれて、
これまでなんとか、過ごしてこれたように思います。
今一度、祖母に感謝の気持ちを向けて、偲びたいと思います。
カセットテープを聴いたり、手紙を読みながら…。
懐かしい昭和は、
まろやかで、温かく、優しく、人を癒してくれるものがつまっていると感じました。
その良さも、大切にして行きたいと思います。
それは、家族や、ご先祖さま、そして友人を
大切に思う心にも、繋がっていると思いました。
これから夏本番を迎えます。
皆さま。
お互いに体に気をつけて、暑い夏を、共に乗り切りましょうね💗
今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
💗いつも感謝💗 天海瑠璃