ランニング前後のストレッチでケガを防ぐ方法 #93
どうもこんにちは!マラソンランナーゆうたです。
ランニングは、心肺機能を鍛えたり、体力をつけたりと、健康に多くのメリットをもたらします。しかし、適切なウォーミングアップやクールダウンを怠ると、思わぬケガを招くこともあります。特に、ストレッチはランニングのパフォーマンス向上だけでなく、ケガの予防においても重要な役割を果たします。今回は、ランニング前後に行うべきストレッチとそのポイントについて解説します!
ランニング前のストレッチ:動的ストレッチで体を温める
ランニング前に行うストレッチは、体を温め、筋肉や関節をスムーズに動かす準備をするための動的ストレッチが効果的です。静的ストレッチ(筋肉を伸ばした状態で止まるストレッチ)とは異なり、動的ストレッチは筋肉をリズミカルに動かしながら行うため、血流が増え、体温が上昇します。これにより、筋肉の柔軟性が向上し、ケガのリスクを減らすことができます。
ランニング前に行うべき動的ストレッチの例
レッグスイング(脚振り)
方法:片手で壁などに軽く支えながら、片足を前後に大きく振ります。左右10回ずつ行いましょう。
効果:股関節周りをほぐし、脚全体の可動域を広げます。
アームサークル(腕回し)
方法:両腕を大きく回します。前後10回ずつ行います。
効果:肩や腕の関節を柔らかくし、上半身の動きをスムーズにします。
ハイニー(もも上げ)
方法:その場で足を軽く上げながら走るように動きます。膝をできるだけ高く引き上げ、30秒間続けましょう。
効果:太ももや股関節を刺激し、心拍数を徐々に上げることができます。
ランジウォーク
方法:前に一歩踏み出し、膝を90度まで曲げてしゃがむ。交互に脚を変えながら、5〜10メートル進みましょう。
効果:太ももやお尻、股関節の柔軟性を高め、走り出す準備を整えます。
ランニング前のストレッチは、筋肉をしっかり温め、動きやすい状態にすることが目的です。無理に筋肉を伸ばそうとせず、リズミカルに軽く動かしながら行うことがポイントです。
ランニング後のストレッチ:静的ストレッチで筋肉をリラックスさせる
ランニング後には、疲れた筋肉をリラックスさせ、疲労回復を促すための静的ストレッチが効果的です。ランニングで使った筋肉が硬くなった状態で放置すると、次の運動時にケガをしやすくなります。ストレッチで筋肉をゆっくり伸ばすことで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を保つことができます。
ランニング後に行うべき静的ストレッチの例
ハムストリングスストレッチ
方法:仰向けに寝て、片足を天井に向かって上げます。上げた足をタオルやバンドで軽く引っ張りながら、裏もも(ハムストリングス)を伸ばしましょう。左右20〜30秒ずつ行います。
効果:太ももの裏をしっかり伸ばし、ランニング後の筋肉の張りを和らげます。
カーフストレッチ(ふくらはぎのストレッチ)
方法:壁に両手をついて、片足を前に、もう片方の足を後ろに伸ばします。後ろ足のかかとを床につけたまま、前膝を曲げてふくらはぎを伸ばします。左右20〜30秒ずつ行いましょう。
効果:ランニング中に酷使したふくらはぎをじっくりと伸ばし、筋肉の張りや疲労を軽減します。
クアッドストレッチ(前もものストレッチ)
方法:立った状態で片足の足首を持ち、かかとをお尻に近づけます。この状態で、前ももが伸びるのを感じながら、20〜30秒間キープします。左右両方行いましょう。
効果:前ももの筋肉を伸ばし、ランニングによる負担を和らげます。
ヒップフレクサーストレッチ(股関節のストレッチ)
方法:片膝を立て、もう片膝を後ろに伸ばします。前の膝を90度に曲げ、後ろの足の股関節をゆっくりと伸ばします。左右20〜30秒ずつ行います。
効果:股関節周りの柔軟性を保ち、ランニング後の可動域を広げます。
ストレッチを行う際のポイント
ストレッチの効果を最大化するためには、正しいフォームとゆっくりとした呼吸が大切です。以下のポイントを守りながら、無理なく行いましょう。
1. 痛みを感じるまで伸ばさない
ストレッチ中に痛みを感じる場合、それは筋肉に過度の負担をかけている可能性があります。痛みを感じない程度の気持ち良い伸びを意識し、無理をしないことが重要です。
2. リラックスした状態で呼吸を整える
ストレッチ中は、深呼吸を意識し、リラックスした状態で行いましょう。息を止めずに、深く息を吐きながら筋肉をゆっくりと伸ばすと、より効果的です。
3. 継続的に行う
ストレッチは、一度だけでは大きな効果を感じることは難しいかもしれません。ランニングの前後に定期的に行うことで、筋肉の柔軟性が高まり、ケガ予防やパフォーマンス向上に繋がります。
ストレッチを習慣化してケガを防ごう
ランニングを楽しく長く続けるためには、ケガを防ぐことが不可欠です。ウォーミングアップとしての動的ストレッチと、クールダウンとしての静的ストレッチを取り入れることで、体を適切に準備し、疲労を和らげることができます。ランニングはもちろん重要ですが、その前後のケアを怠らないことで、ケガのリスクを大幅に減らし、パフォーマンスを向上させることができます。
まとめ
ランニング前には体を動かしながら筋肉を温め、ランニング後にはゆっくりと筋肉を伸ばすことで、ケガのリスクを減らすことができます。動的ストレッチで体を温め、静的ストレッチでリカバリーを意識して、楽しく安全なランニングライフを送りましょう。
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