身につけたい清掃習慣(13)
12月に入って、年末大掃除の予定を立てた人もいることだろう。
今日は、先週の続きで、シンクの排水口についての解説である。
シンクの内部は、毎日皿洗いをしていれば、自然ときれいになっていると思い込みがちだが、排水口をふさぐフタのようなものは、定期的なゴミ取りが必要である。
例えば、トーストを食べたとき、食パンの耳のカスなどは、洗い流されて排水口のフタに溜まる。トンカツの衣のカスや、千切りキャベツの残りもそうである。
それだけではない。
トンカツソースやドレッシングの残りも一緒に洗い流されるわけだから、フタの表面や裏側は、その油脂でベタついているはずである。
その状態を放置していると、ヌメリがひどくなり、やはりカビのもとになる。
ついでに、三角コーナーの底や、容器の底面の裏側も確認するとよいだろう。黒カビが付着していることがある。
三角コーナーに捨てた野菜の生ゴミだけを処分すればいいのではなく、三角コーナーそのものも定期的な清掃が必要である。
浴室の排水口、掃除機のフィルター口、シンクの排水口の三大「小スポット」の手入れが定期的にできるようになれば、以前よりも家の中はピカピカになっているだろう。
いやな臭いも残らないはずだから、わざわざ消臭剤を噴霧する必要もなくなるのである。