4周年特別企画「古典の中間まとめ」

先日お知らせしたとおり、今日と明日は、古典100選シリーズはお休みである。

ただ、ここまで32作品を紹介してきたので、それらを古い時代順に並べてみることにした。

おおよその成立年(推定される範囲内)も補記しているので、参考に確認いただければと思う。

【平安時代】14作品
(1)竹取物語→895年
(2)伊勢物語→900年
(3)土佐日記→935年
(4)大和物語→951年
(5)蜻蛉日記→974年
(6)落窪物語→995年
(7)枕草子→1000年
(8)和泉式部日記→1007年
(9)紫式部日記→1010年
(10)栄花物語→1030年
(11)堤中納言物語→1055年
(12)更級日記→1060年
(13)大鏡→1070年
(14)今昔物語集→1130年
【鎌倉時代】8作品
(15)方丈記→1212年
(16)建礼門院右京大夫集→1220年
(17)平家物語→1230年
(18)宇治拾遺物語→1240年
(19)十訓抄→1252年
(20)古今著聞集→1254年
(21)鳴門中将物語→1280年
(22)沙石集→1283年
【室町時代】1作品
(23)曽我物語→1384年
【江戸時代】9作品
(24)醒睡笑→1628年 
(25)更科紀行→1688年
(26)世間胸算用→1692年
(27)曽根崎心中→1703年
(28)養生訓→1713年
(29)雨月物語→1776年
(30)筆のすさび→1780年
(31)玉勝間→1795年
(32)井関隆子日記→1840年

以上である。

ちなみに、最多スキは、本居宣長の『玉勝間』の解説記事の24であった。

2番目に多かったのが、安楽庵策伝の『醒睡笑』の解説記事の21スキである。

『建礼門院右京大夫集』『古今著聞集』『方丈記』の3作品が17スキをいただいており、いずれも鎌倉時代の作品である。

江戸時代の古典作品が第1位と第2位だったのは、意外だった。

ここまで、平安時代と鎌倉・江戸時代の古典がそれぞれ14作品と17作品となっており、バランスよく取り上げてきたつもりである。

次回は、5月4日(土)から再開する。

まだ『源氏物語』『徒然草』『おくの細道』『東海道中膝栗毛』などは取り上げていないのだが、どのタイミングで登場するかお楽しみいただければ幸いである。

明日から3日間は、20世紀の歴史と文学シリーズ(1928〜1930年)である。

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