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接客はAIにやってもらいたい。
すでに何度か取り上げているが、ここ最近のAIの発達スピードは凄まじい。このような変化が起きることで、私たちの生活はより便利になるのはたしかだろう。
すでにいくつもの業界・分野でAIの活用がなされている。
しかし、未来のAIの発展について考えるとき、2045年頃にシンギュラリティ(技術的特異点)が訪れるという説についても無視できない。
シンギュラリティが実現する可能性については、多くの意見がある。
上記の記事のように未来を予測するのは難しいことは前提として、
どのように時代が進んでいくのかは注目すべきだろう。
とはいえ、AIの進化は加速度的に進んでおり、量子コンピューターや脳のシミュレーション技術の発展が追い風になると考えられる。
AIが自らを改良する「自己強化ループ」に入れば、爆発的な成長が起こる可能性もある。
しかし疑問も残る。
「意識」や「創造性」をAIが持つことができるのか?といった点だ。
AIは与えられた(あるいは自分で探し出した)データをもとに判断するが、人間のような感情や経験を伴った決断は難しい。また、社会や倫理の壁がシンギュラリティの進行を抑制する可能性も考えられる。
AIの発展は止められないというのが現実的な見方だとすれば、
私たちが考えるべきことは、どのように人間はAIと共存していくべきか?
ということだろう。
今から遥か昔、イギリスで産業革命が起きた際は、機械化に反対する「ラダイト運動」が発生し、職人たちが機械を破壊するという行動を取った。
このようなことが起きてしまう可能性はあるのだろうか?
AIがカスタマーサービス、翻訳、法律関連の仕事、さらにはクリエイティブ系の仕事にまで影響を及ぼし始めている今、「仕事を奪われるのでは?」という不安が広がるのは理解できる。
私自身、以前別の記事でも書いたが、
ライターという仕事も「替え」が効く仕事だろう。
もっとも産業革命とは異なり、今回は技術の普及スピードが段階的であり、
新しい職種も生まれつつある。
そのため、大規模な反発運動が起こる可能性は低いだろう。
私自身は、AIの発展による仕事の変化をポジティブに捉えている。
特にカスタマーサービスの分野において、AIが人間のストレスを軽減する役割を果たすことは非常に重要だ。
例えば、クレーム対応などのストレスの多い業務は、AIが冷静かつ効率的に処理できる。人間のように感情を持たないAIであれば、イライラしている顧客にも一定の品質で対応できるため、サービスの安定性も向上する。
私も接客業のアルバイト経験は長いが、接客では何度もイヤな思いをした。
理不尽に怒鳴られることも何度もあったし、支離滅裂なことを言う酔っぱらった客の相手なんてしたくない。
そんな時に、そんな面倒な相手をAIがやってくれるのなら、これほどうれしいことはないだろう。
もちろんAIには限界もある。感情的な共感が必要なケースなんかは難しいだろう。
しかし、シンプルな問い合わせはAIが対応し、より高度な対応は人間が担うという役割分担が進むことで、仕事の効率化は進むだろう。
技術の進化は避けられず、AIは今後ますます私たちの生活に浸透していく。
それも、私たちが想像するよりも早く。
その中で、AIを脅威と捉えるのではなく「どのように活用するか」を考えることが重要だろう。
早く技術が進化して、
仕事で嫌な思いをする人が少しでも減ってくれればいいのに……
そして接客業をしている店員にストレスをぶつける大人がこの世界から消えて、AIが一生面倒見てくれるように切に願う。
※画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
ステキな画像をありがとうございます。