読んだ小説を褒めながら紹介するnote ~『わたし以外とのラブコメは許さないんだからね』篇~
実はこういうハーレムっぽいシチュエーション結構好きです。
一応、ギャルゲー・エロゲー育ちの側面もあるので。
もしかすると、今後同系統の作品のレビューが続くかもしれません。
書影などの紹介。
\どーん/
ぷんすか美少女、たまらん。
そんなツンデレ系ヒロインをめんこく描くのはイコモチ先生。
著者は羽場楽人先生。
電撃文庫では過去2シリーズ出ていますが、ラブコメは初めての様子。
https://dengekibunko.jp/product/watalove/
『#わたラブ』 とは
公式サイトのアドレスを見た感じでも、本シリーズの略称は『#わたラブ』になっているようです。
――やっぱり『4音』だよなぁ(意味深なつぶやき)。
主人公の名前は瀬名希墨は高校生。
お人好しなところもあるが、クラス委員を勤めている、まぁまぁふつうな感じの男の子。
そんな希墨は、進級間際のタイミングで一世一代の告白をする。
その相手は、希墨と同じクラスで、彼の通う学校ではその美貌と――あまりにも冷ややかな態度でも有名だった有坂ヨルカ。
結果は、まさかのOKだった。
実は人間嫌いであり人間関係の構築をかなり避けていて――そして実はかなりの恥ずかしがり屋である有坂ヨルカの扱いに関して手を焼いていたクラス担任の神崎紫鶴に「何とかしてくれ」と頼まれたのが始まり。
「人付き合いが極端に苦手そうですね」
「苦手、というよりは嫌いなだけのようです。なので瀬名さんが親しくなってください」
(『わたし以外とのラブコメは許さないんだからね』p.56 より)
ムチャクチャ言いよんな、この人。
全然「なので」で接続されてないぞ、前後の文章が。
さて、それはともかくとして。
何だかとんでもない役目を拝命してしまった希墨、神崎先生の話によれば、授業中以外はほぼ常に美術準備室にいるという。
言われるままに美術準備室へと向かうが――
「邪魔。帰って。消えて」
(『わたし以外とのラブコメは許さないんだからね』p.56 より)
とりつく島もないとはまさにこのこと。
とはいえ、それでもしつこく美術準備室に足を運び、その内何か定番的な「窮地を救う」系のラッキーハプニング――人はそれを『ラッキースケベ』とも言う――があったりするうちに、希墨はヨルカの胸の内を聞き出すことに成功。
さらにはメッセージまで送られてきて、しばらくトークをしてみたり。
そんなこんなで、前述の告白と、その承諾に繋がるわけですが。
はい、ここまでが前哨戦です。
本題はここから。
ヨルカさんは授業以外の時間を美術準備室に籠もって過ごしているので、希墨くんの実態についてあまり知らなかったこともあるわけです。
主に休み時間とか、昼休憩とか、放課後とか。
そしてもちろん、希墨くんが自分を向いていないときのことも、あまり知りません。
さらにそして、前述のとおり、ヨルカさんはかなりのツンデレ気質です。
だからこそのタイトルです。
――『わたし以外とのラブコメは許さない』んですよ。
互いが付き合っていることを(この時点ではまだ)秘密にしているので、おおっぴらに独占欲を見せるわけにはいかない。
※いつ公にするかはネタバレになるので伏せておきますが……お察し下さい。
ただ、チラッと見えてしまった希墨の日常に触れてしまったので、それを放置するのも感情的に難しくなってしまった。
なにせ、意外と希墨の周りには「女の子」の姿があるから。
推しポイント。
若干上の部分ですでに書いてしまっているような気がしますが――。
何と言っても、ヨルカのツンデレと希墨のデレデレです。
ナイス・バランス。
絶妙、これマジ絶妙。
ツンが多すぎてもちょっと鼻につく雰囲気が出てしまう恐れのあるツンデレ系ヒロインの扱いが、実に良いと私は思うわけです。
付き合ってからのツンデレを巧く生かしている設定だなぁ、としみじみ思うわけで、だからこそ4巻まで出ているのだと思うわけですが。
ヨルカ以外、つまり『わたし以外』のラブコメ相手もかわいいですよ。
ヨルカよりも早い段階から名前呼びをしあっていた女子のクラス委員とか、ちょっと不思議な雰囲気もある人なつっこい系の子とか。――あと、先生とか(ん? 違う?)。
もちろん終盤に向けてこの恋にもピンチは訪れますが。
それをどう回避していくかも見所なのです。
続刊のお知らせ。
4巻まで出てます。
公式へのリンクを貼っておきます。
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