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6月20日、誕生花は栗【#誕生花短歌】

詠みます。

 見下す目
 つのる不信に世迷い言
 何を立てども所詮は同じ

解説。

 6月20日の誕生花のひとつ、クリ
 日本や朝鮮半島を原産とする、ブナ科クリ属の中高木です。

 学名 "Castanea"(カスタネア)」は、ギリシア語で「クリ」を指す "castana" が語源であるといわれます。
 コレと音が似たものに「カスタネット」がありますが、これはスペイン語で「クリ」を表す "castaña"(カスターニャ)という単語であり、実は語源は同じです。
 ちなみに、ギリシャでは栗の木で作っていたからとも、形が栗の実に似ているからとも言われているとか。

 和名の「栗《くり》」の由来は諸説あります。
 実の色から「黒い実」が転訛したという説、クリは古語で石を意味していて実の硬い殻をクリと呼んだという説などがあります。

 花の香りは芳香成分としてスペルミンを含むため、ヒトの精液の臭いに似た独特の香りを放つと言われますね。……椎名林檎のアルバムにもそんな感じのがありましたね。
 そのほか、香りの主成分としては、メチオナール(サツマイモの香りの主成分)とフラノン(他にはイチゴやパイナップルに含まれている)があるそうです。

 ちなみに、「マロン」という言い方はフランス語です。
 ブナ科クリ属の木であるシャテニエ(別名: ヨーロッパグリ)の実、または、トチノキ科トチノキ属の木であるマロニエ(別名: セイヨウトチノキ)の実のことで、いわゆる和栗とは異なります。
 シャテニエの実はシャテーニュ (仏: châtaigne) とも呼び使い分けられ、概してニホングリのようにイガの中に2~3個の小さな種子が入っているのがシャテーニュ、1つの大きな種子が入っているのがマロンと呼ばれます。

 クリの花言葉は「私に対して公平であれ」「贅沢」「豊かな喜び」など。
 クリは高さ15メートル以上の大木になりますが、国家でも人間でも大きくなると傲慢になったり、不公平なふるまいをする者が出てくるので、その様子から「贅沢」であり、さらにはその教訓的なものとして「私に対して公平であれ」の花言葉がつけられたともいわれます。

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