『かがみの孤城 上』
かがみの孤城 上 (ポプラ文庫)
辻村深月著
いま、話題の『かがみの孤城』に着手した。
不登校や引きこもりは、昔からあったとは思うけど、今ほどではないような気はする。近所にいる身近な子供たちの中に何人も不登校や引きこもりがいることを聞いて、なかなか大変なのだなあと感じている。
私自身は、幼少期は海外で育ったおかげで、人と比べて生きるという感覚があまりなかったので、日本の学校は、異常だと思っていたことを思い出す。ちょうど、北朝鮮の日常みたいな映像を見ると、みんな同じ動きをしていて、違和感を感じると思うけど、まさに、そんな感覚で、日本の学校を見ていたと思う。
学校が提示する表向きの平等感やら、没個性の励行や、最近では、無意味な頭髪の自由化というものが、弊害の根本なのではないか?と思ったりした。
知り合いの小中学の先生と話すと、雑務が大変みたいだけれど、、、
部活とか、体育祭とか、正直、不要なのではないか?と思う。
ストーリーの方は、不登校な子供たちの描写もなかなか、具体的で、社会の縮図だなあと思った。そういう、暗いムードにファンタジー要素も混ざり合って、こんな、生き生きとした物語になるのだと、引き込まれる。評判通り面白い。
上巻が終わって、「起承」まで終わった感じだ。これから、いよいよ、本丸だ。
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