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無病法

無病法
「無病法」ルイジ・コルナロ著
日本ではあまり知られていない人物。15~16世紀のベネチアでは、レオナルド・ダヴィンチやミケランジェロよりもはるかに有名な貴族だった。それが本書の著者ルイジ・コルナロである。コルナロはいわば「極少食健康法」の元祖。40の頃のコルナロは貴族らしい生活で暴飲暴食を繰り返し病気がちで生死の淵をさまよっていた。医師の忠告を受けて極少食生活(1日350g)を始める。すると、病は完治してた。その後も、極小食生活を続けた彼は、当時としては異例の102歳まで生きた。82歳、86歳、91歳の時に彼は、食を節すること(極少食)がいかに心身ともに良い影響を与え、また人間の運命をも変え得るものかを発表した。 当時としては大変なミリオンセラーだったようで、英国哲学者フランシス・ベーコンもコルナロの食生活をたたえていた。

今も昔も、健康というのは人々にとって大きな関心事なのだ。。450年前から、人間の生活はそれほど変わっていないのかもしれないと思った。

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