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文学フリマ福岡10出品作品「青消年の胸の内」

どもども、明原星和です。

10/27開催の文学フリマ福岡10まで、残り5日となりました!

というわけでこの記事では告知もかねて、今回出品する作品を少しばかり紹介させていただこうと思います!


出品作品「青少年の胸の内 ~春は出会い。青春は移ろい。~」

今回、私が出品しますのは一作品。

いつかの記事でも名前を出しましたが、題は「青消年の胸の内」です。

こちらの作品は、僕の好きな米澤穂信さんの「古典部シリーズ」(アニメだと氷菓)と野村美月さんの「文学少女」という作品にインスピレーションを頂いて制作した作品になります。


以下は、簡単なあらすじになります。

存在感を失っている高校生、影井蓮太。ある朝いつものように通学電車に乗っていると、やたらと不運体質な先輩、朝日向鈴が自分の膝の上に座ってくるというおかしな出会いに遭遇する。
「やっぱり君、失ってるね?」と不思議な一言を放つ鈴に連れられて、蓮太は「青消年倶楽部」という謎の部活に勧誘されることになる。
罹った者は”何か”をひとつ失ってしまうという消失病。そんな消失病を患う青消年を救いたいと一人活動する鈴に、蓮太は協力することになる。
「存在感」を失った蓮太と、「幸運」を失った鈴。
二人の青消年は、失われた青春を自分たちなりに謳歌しながら、人助けを行っていく。
そんな、あたりまえじゃない青春を送る物語。

バーッと書いておりますが、この物語は主人公がヒロインとあたりまえじゃない青春を過ごしながら、青消年を救っていくというものになっております。

いくつか用語を説明しますと、まず「消失病」
これは、成人以前の者が過去のトラウマや出来事が原因で発症するもので、
罹った者は”何か”をひとつ失ってしまうという不思議な病気。
例えば、主人公の影井蓮太であれば「存在感」を失っていますし、ヒロインの朝日向鈴であれば「幸運」を失ってしまっています。
消失病を治す方法はただ一つ。本人が抱える過去のトラウマを払拭させ、胸に空いた穴を塞ぐというもの。
この消失病を治していくというのが、この物語の中心となります。

次に「青消年」
これは単純に、消失病にかかった青少年のことであり、その呼び名です。
そして、そんな青消年が所属するクラブこそ「青消年倶楽部」です。


まだまだ拙い部分の多い私ですので、作品内にもそういった部分が現れてしまっているかもしれません。
ですが、すこしでも多くの人の心に寄り添えるような作品を目指して制作いたしました。

すこしでも多くの人にこの物語を届けられるように精進いたします。

では、文学フリマ福岡会場にてお会いできることを楽しみにしております!

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