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【お知らせ】11/6(土)大念寺マインドフルネス会します!


11月のマインドフルネスの会―念仏会と瞑想会―をご案内いたします。

日時 11月6日(土) 14-16時半
場所 大念寺本堂 (東大阪市)
近鉄大阪線弥刀駅下車8分

スケジュール
13.30  受付

14.00〜法話と即心念仏会 

14.50-15.30 ヨーガ

15.30-16.20プラーナヤーマ
                      青空の瞑想 
終了後:時間のある方は茶話会へ

申込: 大念寺へメールでお願いします。
https://dainenji-osaka.jimdofree.com/

参加費:お布施を浄財箱にお入れください。

 以下、栗山ご住職のメッセージです。

「10月のマインドフルネスの会はコロナの影響もあり3ケ月ぶりの開催でしたが、初めての方参加でフレッシュ感がありました。
                                                                                                        
 *2つの心

 人には、心が2つある。大脳生理学とか、心理学が対象としている心を第1の心ということにします。この心は前頭葉に宿っている。この心は私というものを入れなければ金輪際動かない。その有様は、私は悲しい、私は嬉しい、私は愛する、私は憎む、私は意欲する。

この心のわかり方は意識を通さなければ決してわからない。

 ギリシャ人や欧米人、主としてギリシャ人や欧米人を指して西洋人と云うことにしますが、西洋人は、ギリシャや欧米の文献をどんなに調べてみても、第1の心以外知ったという痕跡は見当たらない。だから西洋人は第1の心のあることしか知らないのだと思う。

ところが人にはもう1つ心がある、第2の心があります。この心は大脳頭頂葉に宿っている。この心は無私の心です。無私とはどういう意味かと云いますと、私というものを入れなくても働く。また私というものは押し込めようと思っても入らない心です。それが無私。それから、この心のわかり方は意識を通さない、直(じか)にわかる。

東洋人はほのかにではあるが、この第2の心のあることを知っています。

岡潔「数学者岡潔思想研究会」のサイトによる『二つの心』

「私の心はいつもおびえています。未来のことに対しても、今現在の状態に対しても。おびえずに生きるにはどうしたらよいでしょうか?

「悟りをめざす仏道の修練をつみ、感覚器官を制御し、一切の我欲。執着を捨て去ること。これ以外に、おびえを消し、平安を得る方法はない。」

このコロナ禍で、今の状態や未来への不安の方々がほとんどではないでしょうか?

第二の心の発動こそが、今や未来への不安をなくし、苦しみを中和させ、
さらには苦しみを消して安楽に生きるパワーがあるのです。

*最近は、マインドフルネス、瞑想に効果があると、企業研修などにも取り入れられています。集中力が増加し、記憶力と学力を向上させる。
創造性を高め、クリエイティブな仕事を可能にさせる。
ストレスを抑制し、免疫力を高め、健康を改善する。全般的な幸福度を高める。
しかしこれはあくまでも、「わたし」の集中力、記憶力、学力、創造性であり、 「わたし」のための健康であり、幸福です。
わたしを中心に据えた「自己成就」「自己増進」にすぎません。

 しかし、第二の心で行うマインドフルネス、瞑想は、慈しみの心が必ずともないます。

 私たちは、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)により、外からの情報で、心があっちこっちになり、自分で自分の有り方に気づいていないのが私たちの日常です。

だからこそ自己への観察力によって、外の情報で染まっている自分の価値観を点検する必要があるのです。

「外からのおしつけの価値観にそまっているか?」を自省して、洗脳されていないか点検することが重要なのです。

そのためには、いつも思考している状態、つまり「意馬心猿」(心が、走り回る馬や騒ぎ立てる猿のように落ち着かないという意)状態を止めてみるのが、マインドフルネスの実践なのです。

私たちは赤ちゃんから我欲(おっぱいをのみたいなど)、必要なものを手に入れようとしています。我を満たすために、いろんなものを求めて生きています。

成長するごとに、周りの教育、環境などから学習して我を制御することを学び、おさえこんで、ある程度バランスをとって苦しまないようになっていきます。

自我をコントロールできる状態になることで、成人になる、社会人になるという意味なのです。でも仏教徒は、社会人になるだけではいけないのです。もう一歩進んで、自分の内側の苦しみを消すパワーが必要なのです。

社会人になりバランスをとれるようになっただけでは、何かの様々な不安や苦しみが襲いかかってきたときに対応できないのです。社会人には、苦しみの中和、さらには消し去って安楽に生きるパワーはないのです。

仏教徒にとって社会人、成人を超えた自我をコントロールするための仏道修行ということなのです。
マインドフルネスの実践が必要なのです。

仏道修行の実践こそ、第2の心を発動させます。そうすれば必ず、私たちの苦しみや不安を消し

安楽へと導いてくれることでしょう。」

ご参加お待ちしてます!

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