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ビジネス向けリモートツール開発・販売企業RSUPPORT、日本市場で成長の裏側とは?(feat. CEO)

ビジネスに特化したリモートツールを開発・販売している弊社、RSUPPORT株式会社の中の人!創設者であり代表取締役の徐ヒョンスに色々と聞いてみました😃現在、有り難いことに弊社のサービスをたくさんのグローバル企業で導入・ご利用いただいておりますが、元々は韓国で始まった企業で今年で日本進出21年目を迎えました。

そこで、今回は🔻RSUPPORTが日本市場に進出し、成長することができた秘訣は何だったのか?🔻日本における「リモートサポート」市場についての現状や今後の遠隔IT分野の動きについて語ってもらいました。

🏢RSUPPORT株式会社
2001年に設立、2014年に韓国KOSDAQに上場した遠隔サポート・制御ソリューション企業です。「RSUPPORT」という社名には、リモート (Remote)をベースに、速く (Rapid)、信頼できる (Reliable)技術と製品で顧客ビジネスの成功をサポート (Support)するという意味が込められています。創立以来、研究開発人材の割合は50%以上を維持し、信頼できる品質の高いリモートソリューションのために投資を続けることで、NTTドコモなどに製品を供給するなど、韓国にとどまらずグローバル市場にも進出、日本をはじめ韓国、中国、米国などで99件に及ぶ特許を取得しています✨


エンジニアの観点でセキュリティ上の懸念など企業の心配事を解消

RSUPPORT株式会社 代表取締役 徐ヒョンス

当社は遠隔ソリューション市場のリーダー企業として、世界で初めてクラウド技術を基盤とした遠隔サポートシステムをリリースし、スマートフォン時代が到来する前から遠隔サポート技術を研究してきました。

私は元々ソフトウェアプログラマとして、韓国で企業向けのセキュリティ専門企業である「Hauri」で、アンチウイルスソフトの開発に従事していました。コンピュータウイルス感染にいち早く対応する中で、「リモートサポート」が非常に重要だと痛感。2001年11月にRSUPPORT株式会社を設立し、リモートサポート技術を基盤としたビジネスをスタートしました。

当時はまだ、社外からのリモート接続にセキュリティ上の懸念があり、リモートサポートを利用したBtoBビジネスは相当珍しいものでした。しかし当社はエンジニアの観点から、企業が重要視する安心・安全な性能を確保しました。当社の強みは確かな「技術力」。技術力に対する投資という意味で、開発費用は惜しみなく使い、当時の社員約200名のうち開発者の割合は約55%。ファイアウォール設定を企業ごとに行うことでリーズナブルなリモートサービスビジネスを実現し、企業の心配事を解消することが成功につながったと思っています。

韓国から日本に進出、安定的な運用を重視する日本で2万社以上が導入

設立から1年後、2002年に日本市場へ参入。世界市場でもある日本でチャレンジすべく、協力できるパートナー企業を探したり、常にお客様からの様々なニーズや声を取り入れることを意識してきました。

日本はIT分野に関して、いち早い変化よりも安定的な運用を重視しています。そのため、他の国に比べてレガシーソフトの使用年数が長い傾向にあるといえます。そこで、完成度の高い製品を求める日本企業に向けて技術力をアピールしました。
技術投資を通して「リモート操作」の分野で1位になるべく、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアも提供し、遠隔操作に関して統合ソリューションを提供するために努力しています。企業向け製品を提供し始めてから21年経ちますが、常に企業様からのニーズや要望にいち早く対応するようにしています。

その結果、テレワークに重要なセキュリティ機能を追加したり、企業のポリシーに合わせた機能開発に力を入れている点が他社との差別化につながっていると考えています。情報漏えい防止のためのモニターロックやWebブラウザ基盤での遠隔制御の提供など、必要とされるシステムを素早く開発・提供することで、顧客からの信頼を得て、成長できたと感じています。

また、PCの電源管理ができる「RemoteWOL」は日本の顧客の要望で開発されたハードウェア製品です。3.11 東日本大震災をきっかけに、電力消費を減らすため、遠隔で操作先(オフィスのデスクトップ側)のPCを使わない時はシャットダウンし、使う時だけ電源を起動させるというニーズを発掘。そこで、離れた場所にあるPCを遠隔操作するときだけ電源起動ができる「RemoteWOL」の提供をはじめました。

最近は、工場・製造業の産業用PCや設備を遠隔制御するため、遠隔地のデバイスに接続して利用する遠隔制御デバイス「RemoteViewBOX」の販売も開始しています。セキュリティやOSの問題で遠隔操作用プログラムのインストールが厳しい場合にも対応でき、オフィスのデスクトップ側にモニターやマウス、キーボードが無い場合でも、安全な遠隔操作を可能にしました。エンジニアが現場に出向かなくても遠隔で端末の確認・管理ができるため、「RemoteViewBox」の活用で製造業の生産性向上やフィールドサポートの改善など、DX推進に役立つと考えています。RemoteViewBOXについては以下記事でもご確認いただけます👇

高齢化社会に伴い「リモート」「リモートサポート」市場は持続的に成長すると先読み

今後、高齢化に伴い「リモート」「リモートサポート」市場は持続的に成長すると予測しています。遠隔システムは、当初ITやインターネットリテラシーが高い専任担当者が使うものでしたが、現在はコールセンターでサポートを行ったり自社内のヘルプデスクとして活用するなど、市場が拡大しています。

またポストコロナ時代における非対面産業の急成長に備え、非対面でできる多様なソリューションの開発に注力。来店不要でオンラインでスタッフよりスムーズにサービスの紹介から販売まで可能にするサービスもリリースしました。導入企業は生産性向上と費用削減の効果が得られ、顧客は非対面で気軽にサービスを受けられるという双方のメリットから、当社のシステムは高く評価されています。

当社のリモートサービスは、このようなクラウド市場の成長や動きを先読みし、起業初期よりクラウドでのサービス提供を手掛けています。日本でのDX推進は少々遅れ気味ですが、どの国よりもクラウドの拡散スピードが早いと感じています。また、日本は韓国の10倍ほどのクラウド市場があると予測し、今注目している分野でもあります。オンプレミス環境の方が、クラウドよりセキュリティ的に安心できるという意見もありますが、アメリカの場合、クラウドでありながらセキュリティを徹底しているということからも分かるように、オンプレミス環境だからセキュリティが安全とはいえません。やはり何よりもセキュリティへの関心・投資が重要であり、これからも注力すべき重要な分野と考えています。

当社の目標は「IT技術で便利な世の中を作る (easy IT、easy LIFE) 」ということ。それがテレワークであれ、社内システムの構築であれ、企業様の成功のためにどういう手助けができるか?新しいIT技術で日本のために何ができるか?ということをこれからも考えていきます😄



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