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日記

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2022年9月の記事一覧

シャドウ

シャドウ

・私は先に回り込んで回り込んで、これでもかと回り込んで考える癖がある。なので予想外の出来事に出会うと、腰が抜けるほど驚いたり傷ついたりする。思春期の頃は大人になれば様々なことに対して慣れるから、この症状は「治る」と思っていたけれど特に変化しないまま、ここまできている。
・そういえば「中二病」という言葉。好きではないが、もうここまでくると多分この先もその傾向は続くだろうし、でも、あらゆる表現の根源に

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この空を覚えておこう

・朝からLINEの返信に追われる。しかし文庫本は手放さない。また「本を全く読まない期」に入るかもしれないが、今はささやかな味方になってくれる気がするから、何かしら本を携えている。
・秋晴れ。そういえば今日、、、あっ、国葬だった。信号が青になった瞬間に横断歩道を渡る人々。私も群衆の一人。天頂には青い空。ぐにゃぐにゃと歪む奇妙な感覚。何となくこの一瞬は覚えておきたいと思った。ぽっかりとした平和。私は平

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うわっぺらい

うわっぺらい

小、中学校の給食に使われていたアルマイトのべこべこに潰れた器。子供心ながらに味気のなさを感じていた。同級生だった友人から教えられたのは、同じ県内でも地域によって献立も容器も異なるということ。どうやら一番安っぽい器をあてがわれていた学区域だったらしい。トレイと器が一体型なのも好きじゃなかった。容器とおたまが擦れると最悪な摩擦音がしていた。体育の時間は一番酷くて、大縄跳びができない子は気の強いクラスメ

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毀誉褒貶の変

毀誉褒貶の変

・引き続き不調。疲れと無気力と苛立ち。このまま自宅にいてはヤバいと思い、本屋に行き本を数冊購入、プチ逃避行。テレビを久しぶりに見た。昼間からテレビを見られるのは長閑なことだなと思う。この辺で回復の兆し、とりあえずよかった。ミヤネ屋は紀藤弁護士の解説がわかりやすく、頭の良い人は視野が広いなあと感心。教会に対して疑問を持つことは「悪魔の囁き」と言われるらしい。思考停止にさせるやり方。金平キャスターの質

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見抜く不思議

見抜く不思議

なんということでしょう。
仕事のつまらないことで言うべきか言わないべきか迷っていた案件があり、もう面倒くさいやと投げていた。しかし朝、目が覚めた時に「言わんでええで」と思った。なぜか関西弁で。(自分はネイティブ関東圏)
それに従えばよかったのに、思わず言ってしまったら、確かに言わなくても良いことだった。ちょっとビックリした。
大袈裟かもしれないが人生に迷った時は朝イチに思ったこと、すなわち自分がぼ

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定期の圧

定期の圧

台風という巨大な低気圧。眠かった。泥のように眠る。眠い。とても眠い。何なら一日中眠い。夜、十分に眠れていないのかもしれない。神経をすり減らした日々が続いていたので、理由もなく落ち込むことが多く、靄がかかったような状態。ぐにゃぐにゃと気持ちが塞ぎ、多分明日はまともに歩いていないと思ったがそんなことはなく、外の世界と私という存在はいつだって冷静。早く寝ましょうね。どうせよく眠れないのだから。

夢で

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踊らされない

踊らされない

わたしとあなたのブルシットジョブ。先輩から「やられたことをメモしておくといいよ」と言われて確かにそうだなと思ったので珍しく実践してみた。羅列し思い出してはまた記録したら、地獄の閻魔帳みたいになった。まだ気持ちが晴れない。腹が立つ。相手に変わってほしい。そして周りにも大変なことをわかって欲しい。これはただの金のための労働だと、もっと割り切れることができればきっと楽になる?「昔はもっと大変だった」とい

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不自由です

不自由です

結局今まで受けてきた教育や信じていた価値観はみんな出鱈目だった。出鱈目といったらなんだが、もう太刀打ちできない、効果がない。対処できない。もとい、最初からそうだったのだろう。ハナから問題だらけだった。日本は民主主義の国家らしいがよくよく考えると自由ではない。自由ではないと感じる。何が苦しかったのか、何を苦しめていたのか、何に苦しめられていたのか。
多分「こうなっているはずなのに」という理想と現実が

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だいじ、だいじ

だいじ、だいじ

他人に気をつかうのは疲れる。ある程度自分の領域を守るために「感じの良い人」のふりをする。演技。ありがとうって言葉は好きだけど、本当に愛しているかというと、よくわからない。礼儀やマナーに分類されると味気なくなってしまう。キャパが小さいので一度にたくさんのことを大事にできないのは自覚している。日々向いていない姿勢で無茶苦茶なことをしている。したたかさを隠しながら気を遣うのは余計に疲れるから少しずつやめ

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やめろし

やめろし

いつも気づいたら午前様。読みたい本も読めていない。読みたい本が側にあると、それだけでなんか良い。ホテルにこもって読書だけして過ごすのとか楽しそう。フワちゃんがふらっと四国に行っていて、そういうの本当にいいなと思う。

適当な食事の後、気絶するようにいつの間にか眠っていた。働きたくない。どうしてこんなに働くのかシンプルに疑問。アイデンティティに食い込んでくる不快さ。でもアイデンティティってなんだろ

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凪ぐ

凪ぐ

早く眠りたいのに眠れない。社会に向かう時は気持ちをあえて高揚させていて、おそらくそれが身体の緊張に繋がっている。だから眠くて仕方ない時や、少し気落ちしている時の方が、かえって冷静に世の中を見ている気がする。通常モードってなんだっけ。おそらく知らない。突き抜けて優しいのに桁外れにズレている。期待されるとそれに応えたいという気持ちがあって、ただ同時に心底くだらないとも思う。今、今、今。目を瞑れば校庭の

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畳

夕方の匂いを大きく吸えて非常にホッとした。この辺は草むらなんかない。どうしてか虫の声が聴こえる。空気は綺麗じゃないけれど、窓を開けた方が少しマシになる。ここのところ何もやる気が起きなかった。もし無理矢理病名をカテゴライズされたら「うつ」と言われるのか?でも私は最近ようやく知りつつある。この気落ちする感覚は幼い頃からあって、排他すべきものでもないこと。そして生活が鈍く止まること。もちろんないにこした

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合わない

合わない

どうやら自分は、自分に注意を向ければ向けるほど社会にも関心が向く構造をしているようだ。そもそも自分の構造なのか、もはや制度や政治が生活に介入しすぎているので起こっていることなのかはわからない。いずれにせよ「自分のことばかり考えている」からこそ起こる現象で、自分に思いを馳せることと社会に関心を向けることは完全なイコールではないけれど繋がってしまう。自分について一心に考えるのはそんなに悪いことではない

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曇天

曇天

全部の責任から逃れられるなら、楽になるのにと思う。昼間のことを引きずって行き場のない燻りみたいのを抱えている。
そもそも責任なんて、本来誰にもないのに。
よく目を凝らしてみると、どうしてゾッとするような言葉が平然と幅を利かせているのだろう。ものすごくいいことのように思い込まされている。
世間の言う、いいこと。
でもそういう言葉にポジティブな印象を持ったり勇気づけられる人の方が多いのだ。当たり前だ。

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