定期の圧
台風という巨大な低気圧。眠かった。泥のように眠る。眠い。とても眠い。何なら一日中眠い。夜、十分に眠れていないのかもしれない。神経をすり減らした日々が続いていたので、理由もなく落ち込むことが多く、靄がかかったような状態。ぐにゃぐにゃと気持ちが塞ぎ、多分明日はまともに歩いていないと思ったがそんなことはなく、外の世界と私という存在はいつだって冷静。早く寝ましょうね。どうせよく眠れないのだから。
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夢で、昔たまに遊んでいた公園にいた。人さらいが出ると噂される公園で、過去に友人と遊んでいると不審者に声をかけられたこともある。不況と呼ばれ始めた頃。大きな蜘蛛の巣に水滴が滴っている。薄紫色の空。雨上がりなのか清々しい気分。
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言いたいことをストレートに言うと、誰かを傷つけてしまう。それでも構わずに傷つける輩もいる。私も、瞬時に傷つける言葉を思いつける。人間の心を傷つけるのはものすごく簡単だ。笑わせたり回復させたりすることの方が余程難しい。知性があることよりも、議論で勝つことの方がわかりやすい。わかりやすことは好きだけれど、あまりにわかりやすいと、それは違うのでは?と思う。天邪鬼だ。しかしですよ、優位に立った「つもり」になる危険性はあると思うのです。そもそも面白くないし。
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私が見ている世界は、私しか見ていない世界で、どこにいても私しか知らない。事実なのにすぐに忘れてしまう。
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夢の続き。いつも完璧な人が実はアルコール依存症ということがわかった夢を見た。私は安心していた。あれだけの完璧さなら、どこか抜けていないとおかしいから。依存症自体はひとつもよくないけれど、まだ依存先があってよかったと思ってしまった。夢だったが、少しくらい心を壊していないと乗り越えられない時があると感じていた。ギリギリのところで持ち堪えている人が多いのだと思う。
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やりたいことって案外少ない。やりたくないことの方が多い。
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フーコーの本、フィルムカメラの現像。一枚の紙に切り込みを入れて、冊子を作りたい。フリーペーパーも作りたい。フリーペーパーは見てくれている人がどうやらいるらしい。誰にも見られなくても作るんだと思っていたが、見てくれている人がいるのは、やはり嬉しいものです。今のところこの辺だけが意欲と希望。あとは重い足どり。