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色々創作に挑戦するつもりです。 まずは以前書いた小説を載せます。 楽しんでいただけると…

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色々創作に挑戦するつもりです。 まずは以前書いた小説を載せます。 楽しんでいただけると嬉しいです。

最近の記事

山行の話と見せかけて不思議ワールド

暑い日が続きますねー。 早く何か書きたいと思いつつ、あっという間に8月も半ばのお盆。最近久々に山に行ったので、かつての山行を思い出した。なぜしんどい思いまでして人は山に登るのかと疑問。特に登ってる最中は、しんどい、辛い、苦しいの連続。 途中で綺麗な風景を見て癒されて、段々とそのしんどさにも慣れてくる。すると、不思議な事にそのしんどさが苦ではなくなり、下山する頃には、おいしい空気を吸って、疲れてるのに妙に元気という不思議な状態になる。 そして、帰宅後数日すると、また登りたくな

    • 『六区』 最終章

      とうとうラストの章を迎えましたー! 結局なんだかんだ言ってて、少々直して書き足した。舞台背景がマニアック過ぎて、読者を選んでしまいそうなのが辛い。そういえば長年小説を書いてきて、一番書いてた頃も舞台が9割香港。元々香港映画の世界観が好きで、そのうち香港自体が好きになり、何年も通ってたし、住んだりもしましたが、最近の事は全く分かりません。最後に行ったのが、コロナ禍になる直前位かな。 今回日本人を主人公にしているけど、やはり慣れない。主人公の名前、宇田佑の佑の字は、敬愛するアル

      • ブレイクタイム3

        随分ご無沙汰です! 風邪かと思ったら声帯炎で、声を使う仕事もしてないのになんでや?と思った。 しばらくうまく声が出せなくなっていたが、今は大丈夫。 そして、『六区』も最終章を残すのみ…の前に今それどころじゃない的心境なので、急遽単なる雑談…ではなく神妙な面持ちで訳の分からない話をします。 実はある事で、生まれ変わったか位の精神の変容を遂げてしまい、何だかざわざわする日々を過ごしていて。 何日か前に友人宅に招かれて昼の13時頃から 晩の23時20分(時計を見たので記憶している

        • 『六区』 第七章

          今週はギリ間に合うか!? で、駆け込み投稿です。体調が絶不調なもんで全く頭が回っておりません。風邪をみくびっておりました。結局考えた末、やっつけ仕事になる位なら、書き直しても意味はないだろうと思い、当初のままで終えようと思っています。 自分が評する立場で読めば、ツッコミどころ満載ですが、辻褄を合わせようとして、逆に説明的な世界になる位なら、あえて読後はもう読者さまの想像の世界にお任せしよう、未熟で奔放なままラストまで突っ走りたいと思います。 次回で最終章かな、と思いますんで、

        山行の話と見せかけて不思議ワールド

          ブレイクタイム2

          急に暑くなってきて、先が思いやられる。 そして、結末をどうするかまだ考え中(おいおい)。 もう完成してるからジタバタせずにそのまま終わってもいいのだが、チラッと見直したばっかりに気になってしまった。 しばらく自由な時間が取れなくなるので、その間フリートーク状態になったら、すみません。 (と書いておきながら、先週UP出来なかった) 今回は楽器について、少し話してみましょう。 今となってはもう辞めてしまったピアノ、3年前位に一念発起でキーボード購入する流れに。 もう楽譜とか読

          ブレイクタイム2

          ブレイクタイム

          4月はいい季節ですね。 寒くもなく暑くもなく、花粉の時期もそろそろ終盤戦で新緑の時。 一時期山登りにハマっていて(軽登山) 3日連続山登りとか 単独山登りもした事ありますが、単独はお勧めしません。熊や猪が、という以前に何かあった時に気づかれにくいからです。それとマイナーな山だと不審者に狙われやすい(?) 頂上に立つとお酒を飲みたくなる山というのがありまして、不思議でした。他の山でそんな事思った事ないのですが、その山は毎回そうです。 ちなみに、奈良の葛城山です。 特に5月の山ツ

          ブレイクタイム

          『六区』 第六章

          次の区(世界)は長くなるので 途中で切る形になります。 毎週日曜にUPしてましたが、今回間に合わず。 ラストへ向けて、書き直すか否か考え中。 書き直す場合、次回は更に遅れる可能性。 まあ、マイペースで頑張ります。 今週もゆっくりお楽しみ下さると光栄です。 水郷(SHUI HEUNG) 予想と反して液体がねっとりと佑の体を捉えた。ただの水ではないような重みを感じた。水面に浮いて泳ぎたいのに、どんどん沈んでいく。どの位の深さがあるのだろう。容赦なく深いところへ下ろされていく。

          『六区』 第六章

          『六区』 第五章

          咲き誇る花、桜の季節。出会いと別れ。ひとつの区切り。 新しい気持ちで改めて第一歩を。 挑戦のための希望になるスタートを切って 翔けていきたい。天高く青い空を。 そんなイメージで今週も始めていきます。 火道(FO DOU)  ラシータは頭を振った。炎は更に大きく燃え上がっている。 『無理だよ』 「勇気を出すんだ! ラシータ、大丈夫だから!」  佑は必死に励ました。しかし、炎はさっきより大きく燃え盛っている。小さくなる事もなかった。 『僕はここを越えられない。自分でも分かって

          『六区』 第五章

          『六区』 第四章

          ようやく春めいて、昼間は暑いくらいですね。 すっかり内容を忘れていたけれど、改めて読み返すと、疑問点が多い。今書いたら又全然違う話になっているだろう。一部書き直そうかな、と考え中。自分が満足出来る作品って中々書けないもんですね。しかしながら、現実とかけ離れた世界で遊ぶのが好きなんです。 今週もご一緒に違う世界へ旅しませんか? 金湖城(KAM WU SHING)  何やら薄暗い中にギラギラとネオンが光っていた。小さな店が所狭しと並んでいて、バーやクラブのような店が次々と現わ

          『六区』 第四章

          『六区』 第三章

          今日も雨模様で、ちょっと肌寒い。 春は出会いと別れの季節で感傷的になるけれど 新たな挑戦をまた始めよう。 とりあえずは一歩踏み出して、昨日の自分よりは良くなっていますように。 今週も『六区』を宜しくお願いします。 土鳳山(TO FUNG SHAN)   ラシータが待ちかねたように石で出来た椅子から立ち上がった。リュックのようなものを背負っていた。佑は持たされた当分の食糧の袋を肩に掛けていた。   ラシータの後を佑がついて行く。石の道がしばらく続いた後、山に入る道まで来た。

          『六区』 第三章

          『六区』 第二章

          雨が降りしきる中、窓の外を覗いていた。 日曜の夕方って何でこんなに憂鬱なのだろう。 でも明日は今よりきっと明るい気持ちになってる。 グラスを揺らしたいけど湯呑みでそっと手を温める。 今週も『六区』宜しくお願いします。 月圓(YUT YUN)  闇の中、月の明かりだけを頼りに歩いていた。丸い石が路沿いに連なっている。コンクリートの上に砂利をばら撒かれたような歩道をどこに行くあてもなく歩く。五郎から貰った巻物の地図にあった“月圓(ゆっゆん)”という地区に向かっているという漠

          『六区』 第二章

          『六区』 第一章

          10年以上前に途中まで書いて放置していた小説を 5年前位にやっぱり最後まで書こうと思って書いたものです。少し表現やらおかしな部分あるかもしれませんが、ご了承下さい。 ジャンル的には何になるかよく分かりません(笑) アマゾナイトプロローグ いつからか始まりと終わりの区別がつかなくなった。いや、区別がつかないというか、もうなくなってしまったのかもしれない。現実と夢の境だってはっきりしていないかもしれない。夢は断片的で現実は連続している。もし繋がったら、もう区別はつかないのだ。

          『六区』 第一章