【R.O.T. People】アルバイトから店長、そして社長へ。社長に店長時代のことを聞いてみた!
「次の店舗で店長生活を終わりにしよう。」
そう決めた2013年。
翌年2014年に、戸田公園駅前にあるカジュアルイタリアン「RISA!RISA!」の店長に就任し、私はこの店舗で2015年の年間MVPになりました。
2017年1月に株式会社ロットの社長に就任させていただいたので、
自分が思っていたのと違う形で店長生活を終えることに。
退職を決意して挑んだ2年間
もともと、RISA!RISA!を自分の最後の店舗にしようと思っていた。
30過ぎて、やめるかどうかを悩んでいました。
この先、自分がどうなっていくのかが見えなくなって。
「どうしよう?環境を変えた方がいいのかな?」と。
ロットは居心地の良い環境だけど、居心地が良すぎるのも良くないし。
自分の中で店長として得れる経験が大きく伸びはしない。
だからこそ、この頃は「絶対、自分がロットでNo.1だ」という自負があった。
やっぱ悔しかったんだよね。ずっと。
一番最初にMVPをいただいたのは、2012年だったかな?
MVPをもらってからは、ずっと新店をやらせていただいてた。
自分がどうこうやったということより、自分がMVPに選ばれるということは自分の下で働いてくれていた人間が評価されるということ。
毎回毎回どこの店舗行っても「絶対、今年は一番でしょ!」と思っていた。けれど、新店だから、数字なんて分からない。評価されていないと不満だった。
うち結構いいメンバーいるし、いい営業をしていた自信だってあった。
どんな形で有れ、常に「ロットNo.1」を目指してたから。
だから、それがスゴイ嫌だったんです。
自分のキャリアが分からなくなって、「どうしようか、よそのところも探さなきゃいけないのか?ロットを辞めて別の環境にいって挑戦することも自分にとってはいいかもしれないな。」って悩んだ。
じゃあ、最後やらなきゃいけないと思ったことは、
「そんな中で、自分がNo.1だと思いつつ認められていないからこそ、ちゃんと認めてもらえるような状況に移ろう」と思って、先代社長の田子さんに人事の希望を出した。
「基本、どこでもいいっす。だけど、既存店がいい」って。
自分の中では、「既存店だと明確に過去の実績があるから、そこを変えたら自分の力を示すことが出来る」と思っていた。
それで、RISA!RISA!に行ったのが最初。
だから、自分の中では、絶対ここで結果を出して、やめようと思っていた。
ロットでNo.1になれない様じゃ、どこ行っても通用しない。
自分がもっと先を想像するキラキラしたものは取れない。
だから、自分が1位になってやめようと思っていた。
1位って認められるのは形としたらMVP。
だから、それを取ってやめようって。
辞める予定が社長就任
30歳くらいの頃からか、それまでのチーム作りが出来なくなってくる。
「いい兄ちゃんから、おっさん店長へ」自分が変わっていくように感じた。
今までよりも、時間をとるチームづくりが出来なくなっていく。
例えば、仕事終わりに飲みに行くとか。20代の時のテンションでチーム作りを行うことに限界を感じました。
だからこそ、当たり前のことを当たり前に。
今まで以上に、一社会人としての意識が強くなりました。
そして、そんな時に、どういうことをやらなければいけないか。
それは、ポイントポイントで、しっかりとコミュニケーションの質を高めること。
私のチーム作りのイメージは、「家族」みたいなもんです。
楽しいだけじゃない。厳しさを伝える。
良い甘さと良くない甘さがある。
力が大前提の上で、自分のやりたいことが出来ると思っていました。
本当に努力して自分達が力をあげなきゃ、実現したいものさえもできない。
それらの総合的なものが、2015年に現れました。
ズバズバ厳しいことも言うし、みんなと時間を取れるところは取るし。
朝礼終礼の密度を濃くする。
スタッフと接する際に意識していたことは、
「一従業員ではなく、一人の人間として考えたときに、その人にとってプラスになるようにしてあげたい」ということ。
それは結果的にどういったスタンスかだけど。大元では、せっかく一緒に働いてくれているからこそ、その人達の人生においてプラスになるようになってほしいという想いがあった。
だから、思ったこともバンバン言うように徹していました。
多分、怖かったと思います。笑
そんな中でも、自分に付いてきてくれたスタッフ達には感謝しかありません。
2014年にRISA!RISA!へ異動して、色々と変えていって、店舗の数字のこともあるけど。
やっぱり、働いていると自分の店って「いい店」だと思うんです。
何が「いい店」かって、
自分がやっていることとかより、アルバイトスタッフ達の意識の変わりようとか、お客様の笑顔の数が増えているとか、そういうのを見ていると、間違いなくいい店になってきたなと。
それとともに数字は、絶対付いてくる。
だから、「今年こそ、MVPは自分だ」と思っていた。
2014年は作りかけだったけど、2015年で下地が出来ている上にバンバン積み上げていき、その2015年は有難い事にMVPをいただけました。
そして、2017年1月に株式会社ロットの社長に。
(社長になるまでのアレコレは下記のnoteを是非)
社長になってから、RISA!RISA!就任してからやったことをまとめたことがあるんですが、久しぶりに見たら7900字も書いてあり、自分に感動しました。笑
これは、私の財産であり社内の皆に伝えていきたいことです。
これが「正解だ!」というわけではないけど、
MVPをいただいたことで「一つの正解」になったと思います。
欲しかった「MVP」を手にして
「絶対に自分が去年のMVPだ」と思っていた2016年1月。
ロットアワード(年始の社内イベント)でMVPに選んでいただきました。
実際、MVPを取ったときに思ったことは、周りに対しての感謝。
「ありがたいな、あいつらがいてくれたから」
「色々言ってくれる人がいたから」
「やった~!」というよりは、
「やった、認めてもらった。どや、みんな!」みたいな。
そっちの方が強かったです。
純粋にそういう時(小さなことかもしれないけど、なんか成功を収めた時)
小さなことを積み重ねて成功を得た時
やっぱり、一番思うのは周りに対しての感謝。
思い返していくと、本当に色々なことがありました。
嬉しかったことも多い反面、お客様との約束を破ってしまったこともあった。
でも、店長時代は人一倍行動した自負があります。
だからこそ、色々な経験をさせていただいて、成功体験というものを積ませていただきました。もちろん、失敗したことの方が多かった。
店長時代が長かったから、何とも言えないけど、総評して私が言えるのは、
「知識ノウハウとか力は、ひとりひとり大したことないんだから大きな成功を勝ち取るためには、色々な人の力を借りながらパフォーマンスを発揮してまとめ上げることが1番成功する」ということ。
チームで動いた時の成功体験を感じたのが、店長時代です。
今ロットに在職している社員の半分くらいの人は、私が店長だった時を知らない。
だからこそ、これから店長になる人に。今、店長として頑張っている人。
それぞれに、このnoteが何かの役に立てれば嬉しいです。
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