ろぱパパ、本気で車探しを始めた
2024年1月時点、我が家の条件に当てはまるBEV全てに試乗した。
購入編に向けて整理するため、メモとして残す。
①検討の対象車(条件:充電口あり)
【1】BEV(Battery Electronic Vehicle):
バッテリーに備えた電気をエネルギー源として、モーターで走る。
【2】レンジエクステンダーEV(BEV+充電用エンジン):
航続距離を伸ばすため発電機を搭載したBEVのこと。
【3】PHEV(Plug-in Hybrid Electrical Vehicle):
エンジン車として走れて、充電するとBEVとして走れる。
②車を買う背景と目的
きっかけは、2023年夏に第一子が産まれたことです。
乳児期から色々な刺激を与えてあげたく、毎日の散歩だけでなく、
11月に秋田(妻実家)、12月に那須塩原へ東北新幹線で旅行した。
各駅や新幹線など、子育て施設に力を入れているのを感じました。
(悪用する外国人も目立ちましたが・・・)
新幹線だけでも良い旅は出来るのですが、行ける範囲が限られます。
出先でレンタカーを借りる場合も開店時間の制約などありますが、
そもそも子供が大人の想定通りに動くことは無いため、
様々なリスクを考慮した計画を立てると旅行は厳しいです。
車を買う目的は、2つ。
・今の月齢でしか感じられない経験をさせたい!!
・行動する範囲を広げたい。
それには、安全であることが全てに優先される。
ドライバーとしてのスキルは大前提として、万が一に備え、強靭な車体や安全運転の支援システムが必須だ。
他には、保育園等の送迎にも使うと思う。
一般的には自転車を日常利用すると思うが、リスクの高さを身をもって知っているため、我が家は導入しない。
自転車は趣味の範囲で楽しむスポーツとする。
③普通のエンジン車を買わない理由
■ろぱの歴代カー(みんカラ参照)
・FTO前期(イエロー)MT 前輪駆動
・FTO後期(ホワイト)MT 前輪駆動
・BRZ前期(ホワイト)MT 後輪駆動
で、結構な距離を走り回り、弄りまくった。
前輪駆動の良さ、後輪駆動の良さ、共に知っている。
サーキットにも行った。
今は卒業した趣味だが、当時は一番の趣味だった。
仕事でも新車設計開発管理に関わるくらい車が大好きだった。
そのため、ただの足カーを買うために貴重な金を出そうと思えない。
足カーのコスパ最強は、カーシェアやレンタカー、タクシーだ。
また、自宅駐車場にはEVコンセントを付けている。(2018年設計)
近場で使う分にはガソリンを使わず、電気だけで走らせたい。
とはいえ、急速充電インフラに懸念があるため、これまで買わなかった。
しかし、2022年頃から、リーフやテスラ、BYDなど、BEVを近所で見かけるようになった。
これだけ走っているなら、急速充電インフラも整ってきたことが想像できる。
現状は一部車種に限られるが、災害時や旅行先でも100V電源にもなる。
DC-ACインバーターを使えば、どの車種でも可。
というわけで、
所有欲を満たせそうなBEVを第一候補にした。
④BEVの選定条件
条件① 長さ:4.5m以下。
最小回転半径:5.4m以内。
我が家は狭小住宅のため、駐車場が狭い。
ビルトインガレージは耐震強度が下がるため、家の前に縦列駐車だ。
切り返しはしたくないため、最小回転半径が超重要となる。
条件② 巡航距離:WLTCモード450km~
450*0.8=360kmがフル充電で走れる距離だ。
急速充電は120km/30分として、2回の急速充電で妻実家に辿り着ける。
1時半を走って、30分を休憩する流れなので、時間がかかる。
条件③ チャイルドシート:乗り降りしやすい。
子供との移動が目的なので、ここは譲れないポイントだ。
他、チャイルドシートとロードバイクを同時に車載できることも条件だ。
条件④ 最大予算:700万円
満額で投資し続けた旧NISA口座を2023年末に確定した。
5~8年の運用で230%となったため、運用益130%を予算に割り当てる。
運用益に約20%の税金が取られないとか、NISAは最高すぎる。
余談だが、趣味のロードバイク関連は特定口座の運用益のみで買っている。
給与は、生活費と投資に限定している。生活費の不足時は副業を追加する。
運用益は、豊かな生活を得るために使うのが、我が家の方針だ。
条件⑤ 可変スピードリミッターまたはACC付
下道では不要だが、高速道路は一定速度で走り続けたい。
安全のための運転に集中するため、法定速度の維持に力を使いたくない。
可変スピードリミッターがない場合、ACCで代用する。(主に国産車)
条件⑥ 外部給電の将来性
将来、V2LやV2Hを満たそうとしているかどうか。
これは今というより、そのメーカーの未来に投資したいという観点。
エンジン車のバッテリー版だと特段バリューがないため、売れないと思う。
むしろ、寒い地域だとバッテリーヒーターが付いていない車は充電速度が遅くなる等、何かと制約がある。
そんな中に新たな価値を見出してほしい。
これらの条件①〜⑤を満たすBEVを洗い出し、全て試乗した。
以下、試乗した順番に、所感を残した。
【プジョー】2023 e-208 GT
【デザイン】4点
デザインに全振りしているプジョーは、外装も内装も格好いい!!
小さめのハンドルは、くすぐられる。
【走行性能】3点
115kW/260NmのFWDだが、安定して加速する。
スポーツモードにすると、モーターのレスポンスが高くなり、非常に楽しめる。
【乗り心地】3点
運転しやすい硬さでバランスが取れていると思う。
バッテリーで低重心になっているため、コーナーも安定する。
遮音性は一般的なレベル。
【積載量】2点
チャイルドシートは問題なし。
同時にロードバイクは車載できない。
【巡行距離】395km
メーター読みでも300kmいかないため、これでの運用は厳しい。
【充電口】左後ろ
我が家は右側にEVコンセントがあるため、取り回しの検討が必要。
【外部給電】なし
対応しそうな情報も無し。
【LIM/ACC】あり
欧州車は全て搭載されている。ACCの反応は緩め。
【その他】
コンソールの動きにもっさり感あり、バックカメラは遅延している。
モーターECUとは独立しているはずだが、ECU周りに懸念を感じた。
走行中にモーターが停止するリコールは対応済だが、
コミュニティを見るとリコール以外にも存在するようだ。
【プジョー】2023 e-2008
試乗はしていないが、e-208と同じ設計で、ボディサイズが異なる。そのため、展示車のみを確認した。
【積載量】3点
チャイルシード積んだ状態で
後輪付きでロードバイクも車載できる。
【その他】
新年早々に試乗したが、新年フェアのグッズは抽選権を貰えず。
まぁ、別にいらないですが、なんとなくモヤッと。
【レクサス】2023 UX300e
【デザイン】3点
見慣れたデザインで、2018年から外装は変わっていない。
メーター周りは最新になっており、他メーカーに劣らない格好良さ。
内装はトヨタ車の雰囲気が出ていて、高級車のイメージは感じない。(個人差あり)
【走行性能】3点
150kW/300NmのFWDで、カタログ値ほどのパワー感は無い。
乗り心地を重視したセッティングにしていることを強く感じた。
スポーツモードにしても大きな差は出ないので、使うことが無いかな。基本、エコモードで良さそう。
エンジン車からのコンバートですが、BEV専用の追加補強がされているだけあり、安定感は素晴らしい。
しかし、ブレーキコントロールにポンコツ感あった。トヨタの一般グレードのブレーキシステムなのかな。ここは残念すぎた。サイドブレーキの解除も唐突すぎる。
※2024年モデルで、改善見込みアリ!!
【乗り心地】4点
足回りやモーター回転から、乗り心地は最高に良い。
遮音性もここまでカットできるのかと思うくらい、外の音が聞こえない。
バッテリー配置が素晴らしいのか、ロードノイズもほとんど聞こえない。
しかし、後部座席が小さいかも。
子供が大きくなったら厳しいかなー。5歳までならアリ。
【積載量】3点
トランクの開口部が小さいので積み込むのに苦労するが、ロードバイクはギリギリ車載できた。
しかし、後部座席が狭いのにトランクも狭いとか、どこに場所を使っているのか・・・
ボンネットでした。
エンジン車からのコンバートだから仕方ないが、中身スカスカ。
荷物が増えた場合に備え、ルーフレールのオプションは必須かな。
【巡行距離】512km
バッテリーにヒーターとクーラーがあるため、寒冷地や真夏でも急速充電できそうかな。
バッテリーは、パナソニック製。
他は中国CATLや韓国LG、自社生産等でコストを抑えているが、UXは見えないところにコストをかけている。
パナソニックは乾電池1つでさえ、電力の安定感が全く違う。我が家は、ほぼパナソニック製にするくらい信用している。
【充電口】右後ろ
我が家にとって理想的な場所だ!
100Vコンセントでも充電可能でした。
我が家は必要ないが、レクサス充電器を無料で取り付けてくれる。
これは、トヨタホームのあるトヨタグループの強み。
【外部給電】V2H/V2L対応
車内に100Vコンセントあり。
【LIM/ACC】レーダークルーズコントロールあり。
LIM(可変スピードリミッター)は付いてない。
【その他】
長さ4.5mあるFWDなのに、最小回転半径5.2mは、流石のレクサスだ。
車庫入れが簡単すぎる。
車両接近通報装置は程よい音量で安心だ。
自転車が後ろから近づくと、即座に音とカメラで見せてくれる。
すり抜ける人や自転車はいなかったが、死角をパッと見せてくれる機能は安心できる。
安全のためのお知らせ機能は盛りだくさん。
レクサスオーナーズラウンジが各拠点にあるから、旅行先でも使えて便利そうだ。
ガソリンスタンドに寄る感覚で、充電中にコーヒー一杯とか出来そう。
時代はAIだが、レクサスは人間のおもてなし仕様。
車内からサポートセンターに電話でき、ナビや各種設定を遠隔で操作してくれる。行き先探しも手伝ってくれる。
音声認識はAIだけでなく、人間が対応するという、トヨタのおもてなしスタイルは凄い。
【ボルボ】2023 XC40 Recharge
【デザイン】3点
見慣れたボルボの車だ。
衝突安全性などのイメージがあるからか、安心感があるデザイン。
スタートボタン等、省けるものは全て省かれている。
【走行性能】5点
175kW/418NmのRWDで、パワフルすぎた。
トルクがヤバい。ターボのパワーが、NAのように出力される。
モーターのトルクは、後輪駆動との相性が良すぎる。
【乗り心地】3点
アクセルの僅かな変化をひろい、敏感に加減速する。
ブレーキもかなり強めに効く。前の車に衝突するリスクは低そう。
エコモードやスポーツモード等も無く、運転手が車に合わせるスキルが必要な車だ。
【積載量】3点
チャイルドシートやロードバイクの車載は問題なし。
四角いデザインのため、十分な広さがある。
【巡行距離】590km
十分すぎる。スウェーデン車なので寒冷地も考慮しているのだろうか。
【充電口】左後ろ。
我が家は右側にEVコンセントがあるため、取り回しの検討が必要。
【外部給電】なし。将来的に検討予定あり。
【LIM/ACC】あり。ACCの反応は敏感。
【その他】
後ろの窓の傾斜が強くて、視界が超悪いため、ドラレコ映像付きのルームミラーが必要。
最小回転半径5.7mだけあって絶望的に小回りが効かないので、自宅の車庫入れは厳しい。
【ボルボ】2023 EX30 Single
【デザイン】4点
全てのものが排除、統合された、無駄が一切ないデザイン。
ドアミラーの淵さえ無い。
車内は、北欧インテリアみたいな感じで、超おしゃれだ。妻は好きそう。
色々と削りすぎて、メーターは見やすいのか謎。。。
音声認識での操作がメインになりそう。
【走行性能】5点(仮)
200kW/343NmのRWDで、超パワフル。
トルクがXC40より低い分、コントロールはしやすそう。
【乗り心地】3点
後部座席のスペースは十分だが、ルーフが空きっぱなしなのが残念。
暗くしたい時もある。
【積載量】4点
長さ4.2mの割にかなり詰める。
BEV専用設計で無駄がない分、スペースも広い。
小さいのに、これはかなり優秀だ。
【巡行距離】560km
十分すぎる。スウェーデン車なので寒冷地も考慮しているだろう。
【充電口】左後ろ
我が家は右側にEVコンセントがあるため、取り回しの検討が必要。
【外部給電】なし。
将来的に検討予定あり、過去モデルの対応は不明。
【LIM/ACC】あり。
【その他】
2023年11月22日に発売していますが、出荷は2024年2月からとのこと。
XC40と違い、後方の視界はそんなに悪くなさそう。
BEV専用の後輪駆動プラットフォーム(EXシリーズ)を発展させるようなので、今後に期待できますね。
次のEX90高級モデルで、どうなるか気になりますね。
今後のボルボは、オンライン販売にシフトするため、値下げ交渉ができなくなるが、押し売りできないスタイルになるのは好き。
【日産】2023 リーフ
【デザイン】2点
見慣れすぎたのか、悪くないが、そんなに欲しいとも思えない。
【走行性能】3点
160kW/320NmのFWDで、かなりパワフルなモーターだ。
しかし、アクセルのコントロール性が高くて、優しい加速がしやすい。
毎年、アクセル制御は改善しているようですが、さすが長年やっていると、良いところに谷があって法定速度で走りやすい。
【乗り心地】2点
物理的なサイドブレーキがあったり、後部座席の足元真ん中に膨らみがあったり、後部座席が高すぎたり、設計の古さが目立った。
e-Pedalも最高に良いが、バック時に自動解除されなかったり、運転しにくさがある。
【積載量】2点
チャイルドシートとロードバイクは積みにくい。
後部座席の座面が高すぎて、高さが狭いのが難点。
後輪駆動でもないのに、なぜか真ん中の床も盛り上がってて邪魔くさい。
バッテリーがあるから仕方ないのは分かるが、このへんも設計の古さだろう。
【巡行距離】450km
【充電口】フロント。通り道なので、ケーブルの取り回しに検討が必要。
【外部給電】あるけど、大きな高額装置が必要で、現実的ではない。実質なし。
【LIM/ACC】ACCのみあり。
日産プロパイロットなので高品質だろう。(試していない)
【その他】
車両接近通報装置の音はかなり大きい。
レクサスUXより小回りが利かないのは気になったが、許容範囲か。
【ヒョンデ】2023 KONA
【デザイン】3点
オートサロンに出る車両も置いてあり、サイバーパンクすぎる世界でした。
あれ、ここ日本だよね??となりました。
外見は写真写りが悪いだけで、実物は格好いい。
シンプルなデザインで悪くない。
内装のデザインは高級感あって、とても良い。
【走行性能】4点
150kW/255NmのFWDで、レクサスUX並みの大人しさで乗り心地ばっちり仕様か。。
と思いきや、スポーツモードは、僅かなアクセルも拾い、機敏に動きまくる。
一定速度で走れんくなるくらい楽しい。ここまで豹変するのも凄い。。
後輪も駆動していたら最高だろうが、IONIC5との差別化かな。
【乗り心地】2点
鉄板むき出し部分もあり、遮音性は高くない。
足回りは加速に耐えられるよう固めだが、バタつきも目立つ。
【積載量】4点
BEV専用設計なので無駄がない。鉄板むき出しだけあって広い。
鉄板むき出しにしてたスポーツカー勢にハマるのかな。
【巡行距離】541kmまたは625km
十分すぎる。
バッテリーヒーターも手動だが、オンにできるようだ。
【充電口】フロント。
日本仕様は蓋がスライドして開く。
歩行者に引っ掛けるリスクが低くて良い。
【外部給電】車内に100Vコンセントあり。
充電口も100Vコンセント出力あり。
これは素晴らしすぎる。
【LIM/ACC】どちらもあり。
【その他】
最小回転半径も5.4mで問題ない。
巡行距離はインチアップで落ちている。
グレード選択肢がもっとあれば良かったなー。
ユーザーインターフェイスが作り込まれている。
何でもかんでもタブレットに入れるのでなく、よく使うものは物理ボタンにしているのだが、位置が直感的に合うところにある。
どの車もあの設定はどこにあるんだ?と迷うが、ヒョンデは迷わなかった。
韓国は左ハンドルなのに、日本仕様はウィンカーも右側になっており、欧米車と違って凄く良い!
慣れで吸収できるが、ウィンカーは外側にある形だと無駄な動きが少ない。
ヒョンデは日本をかなり意識した専用設計でありつつも、日本車が手を抜いているところを大事にしてて良いね。
過去のKONAに爆発例があるが、原因であるバッテリーが韓国LGで、日本版KONAは中国CATLに変更されているので、物理的な問題は完全に排除されているから、懸念は無い。
売り方は、オンライン販売のみ。
ディーラーは存在しない。
今の日本でこの方法のみで売るのは大変そうだが、amazonみたいな感じに定着すれば売れそう。
俺は、このスタイル好き。スタッフと気軽にぶっちゃけて話せる。
最大の懸念は、故障時の対応が未知数なところが懸念だ。
日本販売から1年以上たっているIONIC5で目立った不具合が無いから分からない。見てもらえる店も少ない。
【BMW】2023 iX1 eDrive30
【デザイン】3点
BMWデザインが好きな人には刺さる。
内装のクオリティは最高に良い。メルセデス並み。
【走行性能】5点
200kW/494Nmの4WDで、超パワフルで走破性が高い。
法定速度を維持しやすく、スポーティにも落ち着いた走りも何でも楽しめる。
ブレーキはBMWらしい、ダストでまくるけど、しっかり効くブレーキ。
【乗り心地】5点
さすが長年の実績あるだけあって質が高い。
試乗した中では、後部座席がとても広く、座るだけで快適です。
【積載量】5点
ロードバイクは余裕で積める。2台も問題なし。
【巡行距離】465km
問題なし。バッテリーは自社開発で信頼度が分からん。
【充電口】左前
我が家は右側にEVコンセントがあるため、取り回しの検討が必要。
蓋が大きすぎるため、通行の邪魔になる。これはイケてない。。。
【外部給電】なし。見通し不明。
【LIM/ACC】あり
もはや自動運転レベルで素晴らしい。
【その他】
カメラの画質や合成品質も高く、とても見やすい。
運転席からの視覚は全てカバーできている。
かと思いきや、自転車がある左後ろの死角が合成映像から欠落している。綺麗なのは見た目だけか。
これは危険な罠。買う人は巻き込み注意!!
凄く良い車だけど、罠が目立つ。
最小回転半径5.6mだが、後輪が駆動しているので曲がりやすい。昔ながらのBMWコントロール性能の良さがある。
しかし、我が家の駐車場に一発で入れるのは厳しい。
【BYD】ATTO3
【デザイン】3点(外装4点、内装2点)
外装は格好いい。ハリアーっぽい雰囲気で、リアライトはNXみたい。
内装はゴチャゴチャ。デザイナーが外装と内装で違うのかな、センスない。
メーターは画質が荒く、青背景に白文字なので、見難い。周辺視野では認識できず、中心視野でみる必要がある。SEALのようにHUDがあれば良かったがATTO3には無い。このへんは後付けすれば解決か。
【走行性能】2点
150kW/310NmのFWDだが、かなり非力。嘘スペックと感じる。
e-208の115kW/260Nmより遅い。
フットブレーキを軽く踏むと、回生ブレーキが強く効くので慣れが必要。
高速域で一定速度をキープするのが地味に難しい。
モーターなので仕方ないとはいえ、そのへんの支援機能は無い。
【乗り心地】3点
遮音性はレクサス並みで、外の音はあまり聞こえず、会話しやすい。
スピーカーは貧弱だけど、静かなので全く問題ない。
後部座席の広さは素晴らしい。ルーフも後ろまで空くから楽しい。
重量のおかげでコーナーはロールせず安定している。
しかし、足回りが変に柔らかい。、
前と後ろで動きがチグハグなので、車酔いしやすい。
ここは運転の仕方でカバーが必要だろう。
【積載量】5点
BEV専用設計だけあって、4.5m以内の中では最も荷物が詰める。
AB型ベビーカーと買い物の荷物があっても全然余裕です。
ロードバイクは確認するまも無いレベル。
【巡行距離】470km
問題なし。
ただ、バッテリーヒーターがないのか寒さに弱い。
あと、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーなので、
・火災リスクが低く、物理的に爆発しない。
→他にない中国らしからぬメリット!
・電圧変動がないので、残量が測れない。
→突然の電欠リスクあり。買う人は要注意。
【充電口】右前
我が家にとって超理想的な場所だ!
かなり大事。
【外部給電】あり。
充電口から電源タップみたいなのを接続する。
【LIM/ACC】ACCはあるも超ポンコツ。これは使えない。
せめてLIMがあれば良かったが、日本版には搭載していない。
高速道路の速度維持が地味に疲れたので、このあたりは欲しい。
【その他】
ウィンカーは右側にあり、日本車仕様にしているのは素晴らしい。
カメラの起動はハンドルのボタンと自動表示があり、一瞬で死角が確認できて最高に良い。狭い道も難なく走れちゃう。素晴らしい。
5日ほど貸してくれたため、走行性能や乗り心地は受け入れられる範囲であることを確認できた。
あとは、LIM(可変スピードリミッター)さえあれば、確実に買いでした。
というか、BYDの完成度は高すぎです。
車としては歴史が浅いので足回りとかのノウハウは不足してても、中国トヨタでBYDのOEM販売してたりするから時間の問題ですね。
OTAアップデートも盛んに行われているようですし。
日本トヨタもBYDのOEM販売しないかな~。
【メルセデス】2023 EQA 250
【デザイン】3点
見慣れたデザインで、あのマークが好きな人には刺さると思う。
内装のデザインは最高に良いです。
【走行性能】5点
140kW/370NmのFWDだが、前輪駆動を感じさせない挙動。
前後輪の制御が介入しまくって、仮想4WDのような走破性がある。
ブレーキもしっかり効くので安心感ありまくり。
【乗り心地】5点
足回りの作りこみがしっかりしてて、乗り心地は最高に良い。
内装も高級感あり、居心地が良い。
【積載量】3点
チャイルドシートの乗り降りはしやすく、ロードバイク車載も問題なし。
【巡行距離】550km
100kW急速充電にも対応しているので、インフラが整えば扱いやすい。
【充電口】右後ろ
我が家にとってはベストポジション。
【外部給電】なし。
EQE等の高級グレードにはあるため、差別化だろう。
【LIM/ACC】あり。とても優秀。
【その他】
完成度は高いが、価格とリセールバリューが合わない。
2024モデル(春発売)でさらに値上げ。
うーん、予算オーバーです。。。
【マツダ】MX-30 ROTARY-EV
【デザイン】3点
マツダらしいデザインで格好いいと思う。
【走行性能】3点
125kW/260NmのFWDで、スペック通りの加速感あり、走りやすい。
ロータリーエンジンは発電用だが、バッテリー不足時は微力ながら走行に使ってくれるのかな。(53kW)
【乗り心地】1点
足回りはバランスが取れていて運転席は快適。
観音開きなので、ほぼ2ドア車だ。
チャイルドシートの乗り降りは絶望的。
せめて、CX-30のように普通のドアにしてくれたら良かったのに。。。
後ろの座席は、かなり狭い。
【積載量】2点
ロードバイクの車載はギリギリいけたが、狭い。
【巡行距離】107km+エンジン
足りなくなった分はロータリーエンジンが発電するため、長距離も安心だ。
都内ならエンジンを一切回さずに走れそうだ。
レンジエクステンダーEVとPHEVの良いとこ取り仕様。
今の日本インフラにおいて最適解だと思う。
【充電口】右後ろ
我が家にとって理想的な場所だ!
【外部給電】
車内に100V1500Wコンセントあり。
【LIM/ACC】ACCのみあり。
【その他】
PHEVだが、BEVのデメリットを排除されており、理想的だった。
しかし、観音開きは残念すぎる。
マツダはマーケティングが下手すぎる。
せっかく良いものを作れるのに、、、
ただでさえ出遅れているのに、半端なMX-30で出したのは失敗かと。
一般受けするCX-3で出すか、RX-7の様に突き抜けよう。
そして、営業が今時、車を一括で買う人はいません!3年で乗り換えるのが常識です!が引っ掛かった。
乗り換えを促進するためなのは分かっているが、価値観を押し付けるな。
俺のバックグラウンドを話しているのだが、聞いてないんだろう。。
【VW】2023 ID.4 Pro
【デザイン】3点
VWの雰囲気が好きな人にはハマる。
イカつめで妻は微妙な反応だけど、格好いいと思う。
ドアノブは電子式で格好良く、開けやすい。
内装のカラーもコンセプトの統一感あって良い感じ。
【走行性能】4点
アクセルの回生ブレーキ弱め。
ブレーキはドラムでしっかり止まる。
メーターはBYDと同じ位置だが、解像度が高くて見やすい。しかし、やたらとタッチパネルが多いため、操作に慣れが必要がある。
トルクコントロールが上手く、Gをかけずに素早く速度に達する。
スポーツモードとかは無さそう。ドライブ設定は回生ブレーキの強さが変わるのしか分からず。
VWのノウハウをそのままBEVにも活かしてて、自然体の車だなと感じた。
【乗り心地】3点
足回りもしっかりしていて、不満は無い。
後部座席は広く、足元はフラットなので過ごしやすい。
サンルーフが後ろまであるのが、楽しめる。
ロードノイズはバッテリーで防げている。
周りの音は聞こえるが、気にならないレベル。
【積載量】4点
フロントノーズが短い分、後部座席とトランクが長くなっている。
そのため、チャイルドシートとロードバイクの車載は問題なし。
リアモーターがあるとは思えないくらいの広さ。
【巡航距離】618km
100Vコンセントで充電できることをテスト済み。
急速充電も大きな容量もイケそう。
【充電口】右後ろ。
我が家にとって理想的な場所だ!
【外部給電】なし
だが、海外モデルは充電口からAC出力してる?
ID.4にはOTAアップデート機能がないため、次回のマイナーチェンジかなぁ。
【LIM/ACC】あり。
久しぶりに使ったが、やはり、挙動が優秀だ。
【その他】
BEVの後輪駆動は良いね。走りやすい。
踏んだ時にググっと動く感じ、好き。
しかし、これまで前輪駆動だったVWが思い切ったなー。
車両接近通報装置の音が小さすぎる。
気付いてもらえないことが目立つ。
【プジョー】2022 308 GT HYBRID(PHEV)
【デザイン】5点
試乗した中で一番格好いい!!
最高点です。
【走行性能】3点
e208と同じモーターで、BEVらしい走りを魅せる。
スポーツモードはエンジンで走り、結構賑やかで、別の車に乗っている気分になる。
ターボエンジンは加速感あるけど、
モーターと比べるとレスポンスの悪さが目立つ。
【乗り心地】3点
遮音性が低く、エンジン音やロードノイズが大きめ。
走りを楽しむ車としてグッド!
しかし、妻子を乗せることを考えると微妙か。
マッサージ機能は他社もあったが、これは完全にマッサージ機でした。凄すぎるw
【積載量】3点
後部座席の足元は狭い。
ドアの開口部は広いため、チャイルドシートを載せることは問題ない。
エンジンとモーターの両方を積んでいるため、エンジンルームはパンパン。走行用バッテリーのあるトランクの床は高い。
【外部給電】なし
【LIM/ACC】どちらもあり、スムーズに効く。
【その他】
主がEVで、従がエンジンといった仕様だった。
PHEVでないプジョー車は逆の仕様らしい。
e208で気になったコンソールは、308で改善されていた。
e208も2024マイナーチェンジで改善されそうだ。
(まとめ)
11台の試乗、2台の展示車確認を終えた。
一長一短あり、全ての条件に当てはまる理想の車は無かった。
一部車種はOTAアップデート機能(オンラインでソフトウェアの更新)があるため、今後の改善が期待できる。
【第一候補】BYD ATTO3
今のところ、コスパ最強だ。
(更に数十万の値下げ有、40%残価保障あり)
欠点は、足回りとADASの作り込みが甘い。
過去と次のOTAアップデート内容を見る限り、ADASの改善は少し期待できそうか。
【第二候補】レクサス UX300e
最新の安全装置から災害用V2L等、全部盛り。
5年後の残価保証43%で、リセールバリュー低下リスクを避けらる。
欠点は、ブレーキが弱いこと。
ナビはOTAアップデートもあり期待できる。
【第三候補】ボルボ EX30
見た目と走りも満足度が高そう。
欠点はルーフのサンシェードがない??
試乗車がなかなか出てこないので、納車は長そう。
【第四候補】メルセデス EQA中古
災害用V2Lは無いが、走りが楽しめる車。
レクサスと比べると、内装も立派。外装は好みでない。
2023モデルの在庫なく、納車時期や金額が未知数なので、中古が選択肢となるも数が無い。
【第五候補】プジョー 308 GT HYBRID
近距離はBEV、長距離はエンジン車として走れる。
決めるには、持病を受け入れる必要がある。
https://youtu.be/Eo--UxwPvp8?si=RMcRKcviJGDekH2y
【候補外だが最適解】MX-30 ROTARY-EV
今の日本インフラにおいて最適解ですね。
充電すればBEV。電欠したらHEVになる。
しかし、BEVを買わない選択肢も考えるか。。?
2月中に決着つけます!!
↓決着つけました。
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