ザ・ルーツめし!

集英社「WEB SPORTIVA」連載中の「向正面から世界が見える~大相撲・外国人力士物語~」連動スピンオフ企画! 外国出身力士のふるさと飯をノンフィクションライター・武田葉月が食べ巡る!!

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最近の記事

第5回 御嶽海編/フィリピンレストラン・イポイポ

 11月8日から開催されている大相撲11月場所。  例年なら、福岡市で開催されるはずの九州場所は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「11月場所」として東京・両国国技館でおこなわれています。  18年名古屋場所、19年秋場所と2度の優勝を果たし、今場所は関脇として本場所に臨んでいる実力者・御嶽海は、フィリピン生まれ。母のマルガリータさんがフィリピン出身だったために、4歳までフィリピンで過ごしたのだそうです。 「フィリピン時代は、お母さんの兄弟(おじ、おば)やイトコたちと

    • 第4回 友綱親方編/ジンギスカン

      第4回 友綱親方編/ジンギスカン 北海道ジンギスカン 石原本店  横綱・白鵬、鶴竜など、現在、モンゴル出身の関取(幕内、十両)は13名を数え、外国出身力士の一大勢力となっている。  元旭天鵬の友綱親方は、1992年、初の「モンゴル人力士」として、旭鷲山ら6人で日本にやってきたうちの1人である。入門当初は日本にも相撲にも馴染めず、相撲部屋から脱走を試みたこともあったが、98年初場所で新入幕を果たして以降、モンゴル人力士の先駆者として、存在感を示してきた。  2012年夏場所で

      • 第3回 鶴竜編/モンゴル料理 ウランバートル

        第3回 鶴竜編/モンゴル料理 モンゴル料理 ウランバートル  今年名古屋場所で、6回目の優勝を遂げた横綱・鶴竜。2001年秋、16歳の時にモンゴルから来日し、九州場所で初土俵を踏んだ。  モンゴル出身力士としては珍しく、少年時代にモンゴル相撲の経験はないのだが、日本の大相撲に憧れて、みずから相撲部屋に手紙を書き、「志願入門」した。  その意欲に加えて、日々の熱心な稽古で、12年夏場所、大関に昇進。14年春場所では初優勝を果たし、場所後、71代横綱に昇りつめた。  現在、34

        • 第2回 臥牙丸編/ジョージア料理 Wineshop & Diner FUJIMARU 浅草橋店

          第2回 臥牙丸編/ジョージア料理 Wineshop & Diner FUJIMARU 浅草橋店  東欧・ジョージア(旧・グルジア)から、2005年に来日。黒海、栃ノ心(現・大関)に続いて、幕内力士となった臥牙丸。  身長186センチ、体重200キロ超の大きな体を生かしたパワーあふれる相撲で、12年春場所、新三役に昇進。横綱・白鵬の土俵入りの露払いも務めるなど、明るい性格で力士仲間たちから愛されている臥牙丸。また、力士、ファンからは、親しみを込めて「ガガちゃん」のニックネーム

          第1回 琴欧洲編/ブルガリア料理 トロヤン

          第1回 琴欧洲編/ブルガリア料理 トロヤン  初めてのブルガリア出身力士として、2002年に初土俵を踏んだ、琴欧州(のちに琴欧洲と改名)。相撲はほぼ未経験ながら、202センチの長身、握力120キロの体を駆使し、約3年で大関まで昇りつめた。   また、その甘く憂いを帯びたマスクから、「角界のベッカム」と呼ばれて、絶大な人気を誇った。  14年3月の大阪春場所で引退し、年寄・琴欧洲を襲名。その後、鳴戸親方となり、17年4月、鳴戸部屋を創設した。そして、19年6月には、東京スカイ

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