それでもまたパン食べ放題に心惹かれるでしょう
モーニングが好きだ。パンが好きだ。食べ放題が好きだ。
そんな私が進々堂のモーニングでパン食べ放題があると聞いて、行かずにはいられなかった。
正直、パンの食べ放題を利用するより、単品メニューでホットサンドや至高のトーストやらを頼んだ方が、「おいしい!!!」の瞬間最大風速は大きい。食べ放題のパンはほぼ冷めてるし、全種1つずつ食べてると、おいしいからボチボチまでまんべんなくある。何が美味しいか吟味しているうちに胃は限界に近づいてゆく。
でも、店員さんが持ってきてくれる、カゴに入れられたパンの山を見て、「ここから何を選んでもいいし、どれだけ食べてもいいんだ!」と思うと脳から快楽物質らしきものがブワーーーっと分泌されるのだ。
パン食べ放題の「しあわせ!!!」の総量は計り知れない。
なぜなら、「〇日にパン食べ放題にいくぞ!」と決めたその瞬間から、しあわせは始まっているからだ。昨日の夜だって、ふと思い出しては踊りだすくらい楽しみだった。
そんなわけで、今朝は飛び起きて、るんるんでメイクをし、はりきって歩いてパン食べ放題に行ってきた。
……そして、予想通り、限界まで胃にパンを詰め込み、そこから数時間、胃の重みに苦しむことになりました。
ああでも、パンで満たされたカゴを覗き込むとき、幸せだったなあ。
その後、静かででっかい本屋に行った。昨日とは別だ。
丸善ジュンク堂書店、好きだなぁ。店内BGMに人の声がのってないし、通路は広いし、店内も広いし、天井は高い。
静かな店内をゆっくりと歩きながら、棚に並ぶ本を眺め、ぐるぐると店内を巡っていると、自分が大きな水槽の中の魚のような気分になった。
あの空間にいた大人たちは、せかせかせず、黙って、本たちに対峙していた。
食べ放題が動の幸せなら、本屋でゆっくりと過ごすことは静の幸せだな。
(日記が三日続いた。これは自分の中で革命だ。)