正規部分群の剰余類〈龍孫江の群論道具箱〉
群$${G}$$の部分群$${H}$$をひとつ固定したときに,$${H}$$による左剰余類と右剰余類の間に1対1の対応が存在することが紹介しました.ところが,正規部分群の場合には1対1どころか,さらに強い対応が存在するようです.
https://youtu.be/Hi-hiXGHaCY
定理(正規部分群の剰余類)群$${G}$$の部分群$${N}$$に対し,以下は同値である:
(1) $${N}$$は正規,すなわち各$${g \in G}$$に対し$${gNg^{-1}