40歳お母ちゃんゼロからフランス語|翻訳アプリさま [到着から1ヶ月]
2017年の8月に、8歳、6歳、3歳の子供を連れてヨーロッパのフランス語圏へ引っ越して参りました。出発までは、家事育児と引越し準備とに追われ、日本でフランス語の学習をすることなく現地到着してしまったお母ちゃんです。
到着から1ヶ月も、フランス語を学習する時間と余裕はなかった。最初の1ヶ月はGoogle Translate & Microsoft Translatorに存分お世話になり、翻訳アプリくんたちはお母ちゃんの右腕となりました。
到着して暫くは、土地勘もなく、日常生活の勝手もわからず、何をするにも母ちゃんおどおど気味。「ここに住む」という自覚もまだ薄く、少しお客様気分で「英語で話してもいいでしょうか」と丁重に尋ねながら、できるところは英語で乗り切っていました。どうしてもフランス語でやりとりが必要な時は、翻訳アプリくんたちを使って予め文章を書きだして伝えたりも。なんせ話せないので、筆談です。
しかーし、3人の子供達が通うことになる近所の現地校は、当然ながら事務手続きも連絡事項も全てフランス語です。書類上の手続きは、翻訳アプリくんたちを頼りにどうにかなりました。読めない文章をパシャリと写せば、その写真を画像翻訳してくれたり、PDFファイルなどもドキュメント翻訳してくれた。辞書を片手に、、、という私の時代は過ぎ、スマホで瞬時に翻訳、本当にすごい技術です。
この時に人生初めて翻訳アプリを使ったのですが、「フランス語⇄日本語」よりも「フランス語⇄英語」の訳の方が、断然に分かりやすく完成度が高いです。おそらく、英語ユーザーが圧倒的に多いことと、「フランス語⇄英語」の方が「フランス語⇄日本語」よりも似ている言語だかと察する。
さて、お母ちゃんの最初の任務は、学校から配布されたA4・2ページにずらりと並ぶ学用品リストを読解し、3人分を買い揃えること。学年が違うので、内容もそれぞれ違いまし。いったい何を買わなくてはならないのか、、、全く理解できないフランス語をひとつひとつを念入りに確認していく作業に入ります。ティッシュ、えんぴつ、コンパス、水筒、こういった名詞は翻訳アプリくんがしっかりと訳してくれる。
けれど、↑具体的なファイルの種類や、学校指定の水泳帽は、訳されてもそれがどの商品なのかわからない。ひとつづつ、この手順で特定するしかありません、、、
・まず、翻訳アプリくんで英語に訳す。
・訳が理解不能であれば、Google Imageで画像を探す。
・それでもわからない場合は、それらしきものが特定できるまで、ひたすらネットで検索する。
・色々と書き込んだリストを握りしめ、全てが揃うまで何度も店に出向く。
縁もゆかりもない土地で、頼れる知り合いもおりません。下調べと、地道さと、責任感だけでやるしかなく、でも、20回近くお店に足を運んで無事に任務を完了しました。到着してから暫くは、何をするにも時間がかかる。そうこうしている間に、あっという間に1ヶ月が過ぎていった。得たものはフランス語よりも、翻訳アプリくんたちを使いこなすこと。Googleさん、Microsoftさん、お世話になりました!
ゼロからのフランス語:41歳母ちゃんの巻[到着から2−3ヶ月]に続く。