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目標達成するためには「自己肯定感」より「自己効力感」を大事にせよ!
よく「自信を持ちましょう」「あなたならできる」という啓発に近いこと口にする人がいます。
いわゆる自己肯定感を高めましょうというやつです。
間違ってはいないが、決してプロのアドバイスではない。
自己肯定感とは読んで字のごとく、自分自身を肯定する感情のことです。
この感情は最初からデフォルト(基準)として備わっているので、その場で言ったところで変えられるものではありません。
「自信を持ちましょう」なんて言われても、「自信が持てるならあなたに相談なんてしないよ」となるわけです。
結局自己肯定感なんていうのは、性格に左右されることがほとんどです。
最近よくある「ハッタリで生きろ」とか「実力がなくても、とにかく実力があるようにみせればいい」という風潮があるが、これはいわゆる「自己肯定感を自分で高めることができた人」の成功体験であり、みんなが同じことができるわけではないのです。
ここでお勧めするのが、本当に自信を持つための「自己効力感」です。
自己効力感とは、「自分はこの仕事を正しく遂行することができる」「自分はきっとこの目標を達成させることができる」と思えること。そう思うためには、どのようにスケジューリングし、その目標を達成できるのかを論理的に考えることです。
目標を細分化し、一日に何をどこまでするのかを考え、一日これをすれば何日後に目標が達成できるのか、その一歩一歩を歩むと、気分や性格と関係なく自己効力感は自然と養われます。
このように自己効力感に着目するのは、結果、または事実をもって検証ができるからなのです。
目標があり、達成したい場合は、無駄に(笑)自信を持つことではなく、自己効力感を上げること、それが一番大事です。