ロミオ・ロドリゲス・ジュニア
心理学は学問なら、心理術は人の心を操作を実践テクニックです。 数多くの「心理術」の著書をもち、日本で自他とも認めるメンタリストのパイオニア的存在であるロミオロドリゲスジュニアが紹介する数々の実践的な心理テクニックマガジン
先日の講演の中で、こういう質問がありましたので、その回答をシェアしたいと思います。 質問:「ロミオ先生は講義の中で部下を育てる際、選択肢を多く与えてはいけないと話しましたが、現在の流れ的には、部下を自由に任せ、自ら選択をさせ、のびのびと仕事をさせることが重要と言われています、そのあたりはどうお考えですか?」 回答:はい、まず会社にとって何が重要かは一目瞭然ですよね、間違いなく利益です。 ではこのように考えてみてください。自衛隊は国を守るのが仕事ですね、では自衛隊になる為
よく「自信を持ちましょう」「あなたならできる」という啓発に近いこと口にする人がいます。 いわゆる自己肯定感を高めましょうというやつです。 間違ってはいないが、決してプロのアドバイスではない。 自己肯定感とは読んで字のごとく、自分自身を肯定する感情のことです。 この感情は最初からデフォルト(基準)として備わっているので、その場で言ったところで変えられるものではありません。 「自信を持ちましょう」なんて言われても、「自信が持てるならあなたに相談なんてしないよ」となるわけ
多くの人は心理術や心理テクニックを学んでも実践できていません。こうした心理テクニックを実際に活用するにはどうすればいいのか? 心理術の本でもいろいろと書かれていますが、基本的に大きな軸となっているのは、人を操る心理テクニックの「基本原則3つ」、そして心理テクニックのベースとなる「信頼関係」なのです。この二つを徹底的に意識することで、初めて心理術は生かされてきます。 基本原則を理解してから心理テクニックを使えば、自然と「なぜこのテクニックは機能するのか?」という根本的な
株で勝つにはどうするのか? 実は、よく考えればわかることですが、私たちは天気によって気分が良くなったり、悪くなったりします。 この気分の良し悪しによって、もしかすると購買の差が現れのではないかと考えたアメリカのオハイオ大学の教授がある実験を行います。 その教授は15年間、26か国の天気データと、それぞれの国の株価データを調べたところ、どの国でも、天気がいい日には、その日の終わりの株価が上がっていたのを判明したのです。 では、雨や雪なら下がるのかというと、株価は上がるこ
私が昔から好きな物語が一つあります。人間が人間である限り、心理的な見地からみても決して変わることがないだろうなと感じる物語です。 ある国があり、その政界は腐りきっていました。賄賂がはびこり、どんな悪事も、お金さえあればかき消すことができ、権力を手に入れた者に、どんなに声高に平民が声を上げたところで、すべて力によって抑え込まれるのです。 そんな中、ある一人の若者がこの国を変えようとします。 その若者はまず権力者にひれ伏し、権力者のために悪事を働き、手に入れたお金をすべて自
そもそも論点がおかしい!しつけというのは「身を美しく」するためのものです。しつけは計画的にするもので、このように突発的にするものではありません。 では虐待なのかというとそれも違います。これは親の不安や心配、そして安堵とともに、無意識に出る愛情ゆえの行為です。この映像が終わってもずっと叩いているなら虐待だろうが、そんなことにはなっていないと思います。親ならとっさにこの反応をしてしまうのは仕方がないと子を持つ者なら理解できるはずです。 だからこの行為が「しつけ」なのか、それと
心の中で悩んでいたことを、友人に話すと、モヤモヤしていた感情が軽くなったことはよくあることです。 しかし、なぜそうなるのでしょうか? 人間は不安や緊張の原因となっている感情や衝動を、他人に話すことを通じて解放させることを心理用語で「カタルシス」と呼びます。 こうしたカタルシスによって症状が消えることをカタルシス効果と呼び、心理カウンセラーが傾聴(相手の話しを聞く)ことに集中するのはそれが理由です。 もしあなたの心の中にモヤモヤした抑圧があれば、信頼できる友人に話すこと
「心理学」とは学問、つまり机の上で学び、心理実験を検証し、人間がどのような心理的反応を起こすのかを「知る」ことです。 一方、「心理術」は、対人相手に対し、実際に心の操作をするテクニックで、机の上では決して知ることができないものである。 本当に相手の心を読み、操作をすることを目指すなら、あなたが学ぶのは心理学ではありません、「心理術」なのです。 心理学者ってオタクっぽい人が多いと思いませんか?彼らは人の心理はよく知ってはいるが、自分で使うことはできません。 とあるスポー