雪解け
先週末、2月4日、5日は山の畑の柵修理。
1月の大雪から一度も山の畑の様子を見に行っていなかった。2月に入り、雪が割と溶けてきたので、そろそろと思い、山の畑に行った。
作物については、二十日大根はもう結局2ヶ月くらい放置していて、ほとんど大きくなっていない。ほうれん草も思ったより成長してなかった。
そして、さや豆の方は雪の重みでぺしゃんこに潰れた。もう収穫する時期は過ぎているので構わないが。
キャベツはドームがあるおかげで、雪が降っている間も、順調に成長しているようだった。
作物の状態については意外なことはなかったが、畑に一つ異常が見られた。それは、雪の重みで柵が破壊されていることだった。
これは直さないとまずい。この状態だと、山の動物たちに、どうぞこちらからお入りになり、ウチの野菜を好きなだけ召し上がってくださいと言っているようなもんだ。
当日はとりあえず帰り、数日後、柵の修理に取り掛かる。今回は、もう少し内側に立てて、丈夫な柵を作ろうと思う。
山の竹が、切って捨てられているのをいくつか拾ってきた。
この枝を斧で叩き落とし、竹を半分に割る。全部割ってしまわないで、地面に刺したとき上に出ている分だけ。
従来より、30cmほど内側に柵を設置する。これまでのところは、石垣の上に棒を刺しているので、所々竹が刺さりにくい。そんなに畑を広くする必要もないので、縮小することにした。
割ったところにトタン板を挟む。挟んだら、上を針金で巻いて完成。
これを、あと4つほどやれば、柵の修理は終わり。
直った直った。
畑を作り始めた前後の写真で比較。
ちょっと背筋が伸びた感じ?扉もついたし、それらしくなった。トタンが古すぎるのがちょっと問題だ。
もう一つ、大雪による問題は、山の木が倒れてくることだ。今回は、竹が雪の重みで根元から折れて、ウチの畑に頭を突っ込んでいた。山に入り、竹を引く作業。
写真ブレとるで。
竹を山の方にがっさり戻す作業は5分で終わったが、足を滑らせ、倒木を引っ掛けて長靴が破れた。長靴でよかった。普通のズボンの上からだと、足をえぐっているところだった。
穴発見。
明日からまた大雪が降るらしい。かまくらも潰したし、雪はもうええわ。
土曜日は「但馬、冬のエンタメ第二弾スノーボード」に出かけてくる。先月、5年ぶりにハチ北高原で滑ってきたが、すぐに感覚を取り戻すことができたので、今回は今までで一番良い滑りができるかもしれない。今年は雪が多いので今のうちに楽しんでおかねば。
P.S.
畑から帰ろうとした時、近所のチビッ子幼稚園児男女2人と小学生の女の子がいたので、挨拶した。
K「やっほ(手を振る)」
チビ娘「どこいくん?」
K「家帰る」
チビ娘「いえちかいん?」
K「そこやん(指差す)。自分どこなん」
チビ娘「そこ。(家を指差す)」
K「ああそうか、Fさん家の。(制服の名札を見る)あ、A幼稚園か」
チビ娘「Aこどもえんやで。」
K「(ああ、今はこども園って言うんやったな)、俺もそこ通ってたで、同じとこ。20年くらい前やけどな」
チビ娘「....? じゃぁ、Cせんせいしっとる?」
K「いやぁ、知らんなぁ(知ってるわけねー)」
チビ娘「わすれちゃったの?」
K「うん、忘れた」
チビ娘「それなに?」
K「え、これか?これトンカチや。持ってみるか?」
チビ娘「うん....おもい〜っ!これ、かたてでもてる?」
K「持てるで、重いけどなあ」
チビ娘「すげえ!そっちはなに?」
K「これは斧やで。持ってみるか?気ぃつけや」
チビ娘「これは、あんまりおもくない。(地面を叩く)あ!おとがなった!」
チビB「なにしとぉぉぉぉぉぉおん!(補助輪付きの自転車で突っ込んで来る)」
チビA「これ(槌)おもいで!」
K「持って見るか?気ぃつけて持ちや」
チビ助「.....っおも!」
小学娘「何しとんー?」
チビ娘「これもってみて、おもいで!」
小学娘「....あー重い!(槌を置く)あ!音がなった!」
チビ2人「すげえぇぇぇぇ!」
その後、しばらく斧と槌をゴツゴツ地面に叩きつけるチビッ子たち。そういえば、自分は、いつ、この感性を失ったのだろう。この歳になって同じ調子だとただの阿呆だけど、ちょっとこの子どもたちを見ていると、いつの間に自分がこんな人間になったのか考えてしまった。
たぶん、純粋に育ったんだと思う。