畑仕事に夢中になっていたら近所のおばちゃんが来て、
11月21日(月)は、畑に新しく種、苗を植える作業。
その前に、畑の畝つくりから。
少しでも放っておくと、草が続々と生えてくるので、一旦この暴れ馬で土を掘り返すことにしよう。前日に運転したので一回でエンジンがかかってくれた。昨日、スターターを引きすぎて上腕三頭筋が痛いなあ。
暴れ馬で一通り畑を掘り返し、畝つくりの作業。畝はもう飽きてきたな。せっせと土を盛っていく。作業中は、自分の鍬を引く音しか聞こえないはずなんだが、今日は山が騒がしい気がした。多分、風で木がざわつく音のせいなんだろうけど、所々で枯葉が落ちてきて、その音が動物か何かの足音に聞こえる。カサっと枯葉が落ちる音がするたび山を見上げた。最近、冬眠の準備をしている熊が里に降りてきて、人を傷つける事件が多発しているから僕も少々気が立っている。途中からスマホでラジオを流してこちらから存在を知らせるようにした。
畝を完成させたら、草抜き。種を植えたら芽がでるとき雑草かどうか見分けられないから、なるべく雑草を引っこ抜いておかなければならない。気がついたら2時間も草をむしっていた。
突然誰かに後ろから声をかけられた。振り返ったら、ウチの畑の横にお住いのおばちゃんだった。「ずーっと頑張ってるねー。若いっていいわねー。何植えるん?」
「キャベツと玉ねぎと他、いろいろ植えてみようかと。夢中になったら止まらんもんで。」
「すごいわー。若いっていいわ〜。これ、お菓子あげよう。」そう言って、僕にチョコパイを一つくれた。
おばちゃんは、「私も仕事しよー」と言って軍手をはめながら家の方に戻って行った。
こういうことなんじゃないかなあ。ムフフ。これがいわゆる「まちづくり」の根源というかね。
3時を過ぎていたので日が暮れる前にそろそろ種を植えないといけなかった。母(通称:コダック)に大根とほうれん草の種、玉ねぎとキャベツの苗を持って来てもらった。
ほうれん草と大根の種を植えた。植え方は、一粒ずつ植える人もいるようだが、面倒なので適当にぱらぱらと撒いて、後で間引くことにした。
玉ねぎを植えるときはマルチをしておいた方が良いらしい。マルチを設置する理由は、雑草が生えないようにするため。特に玉ねぎは、少しだけでも動くことを嫌う作物だそうで、雑草を抜くと土が動いてしまう可能性があるため、あらかじめ草が生えないよう、マルチをしておくのは大事なんだって。でも、なくてもなんとかなるらしいので今回は普通に植えた。畝が細いし面倒臭いし。
手前のは前に植えたブロッコリー。葉っぱはみんな食われてしまったけど、まだ死んでないよ。
ほうれん草は2列で。
大根は1列。
キャベツはとりあえず5つ。大きくなれー。
帰る前、さや豆を収穫。ここまで大きくなったらもう収穫しないといけないらしい。夏に植えたのがようやく収穫できるようになったのだ。湯がいてマヨネーズつけて食べようかな。肉じゃがの彩りにも良いかもしれない。んーどうやって食べてやろうか。
先ほどのおばちゃんに絹さやを収穫したことを伝えると、おばちゃんはどうやら、絹さやは春しか収穫できないものと思っていたらしく、かなり驚いた様子。来年は自分も絹さや豆を育てるとやや興奮気味に話していた。
これは成りかけのさや豆。花の付け根から豆ができてくるんだな。全然知らなかった。野菜がどういう成長の仕方をするかなんて普通は考えないもんな。顎の部分が帽子みたいで可愛い。
夕方は、久しぶりに地元の連れと会って飲みに行った。昔カラオケ屋さんだったか洋食レストランだったか忘れたが、そこがしゃぶしゃぶ屋さんに変わっていた。
「地方創生」「まちづくり」とは何か、「活性化」とは何か、僕の悪い癖で、旧友との食事の席でまた議論をふっかけてしまった。
ビールが美味しかったなあ。次回は家の裏の畑で赤玉ねぎ、そら豆を植えます。