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【舟越桂】 ドローイング、各種版画:銅版画、リトグラフ、木版画 査定 鑑定 買取 致します


『舟越桂全版画 1987-2002』は、彫刻家・舟越桂(ふなこしかつら)の1987年から2002年までの版画作品を網羅した作品集です。2003年に青幻舎から刊行され、A4変型判の160ページで構成されています。 SEIGENSHA.COM 本書には、エッチング、リトグラフ、木版画など、多彩な技法で制作された全72点の版画作品が収録されています。舟越は、各作品ごとに異なる技法を選択し、誠実に制作を続けてきました。その15年間の軌跡が、本書を通じて明らかにされています。

◎舟越桂の人物画

舟越桂(ふなこし かつら、1951年生まれ)は、楠を素材とした木彫作品で広く知られる日本の彫刻家ですが、その創作活動は彫刻にとどまらず、ドローイングや版画といった平面作品にも積極的に取り組んでいます。これらの平面作品は、彼の彫刻作品と同様に独特の静謐さと神秘性を湛え、観る者に深い印象を与えます。

舟越のドローイングは、主に人物像を中心に描かれています。彼の描く人物は、遠くを見つめるような瞳と中性的な容姿が特徴で、その表情や佇まいからは内省的で哲学的な雰囲気が漂います。これらの作品は、彫刻の制作過程におけるスケッチとしての役割を果たすだけでなく、独立した芸術作品としても高く評価されています。例えば、2008年に東京都庭園美術館で開催された展覧会「夏の邸宅 アール・デコ空間と彫刻、ドローイング、版画」では、彫刻作品とともに多数のドローイングが展示され、彼の多面的な創作活動が紹介されました。

版画制作においても、舟越はリトグラフや木版画など多様な技法を駆使しています。彼の版画作品は、彫刻作品と同様に人物像が主題となっており、その中には「スフィンクス」シリーズのように、人間と動物の境界を超えた存在を描いたものも含まれます。これらの作品は、観る者に根源的な謎を投げかけ、深い思索を促します。また、1997年には京都の伝統木版画摺師である戸田正氏と協力し、木版画シリーズを制作しています。

舟越の平面作品は、彫刻作品と密接に関連しながらも、独自の表現領域を築いています。ドローイングや版画を通じて、彼は彫刻とは異なるアプローチで人間の内面や存在の謎を探求しています。これらの作品は、彼の彫刻作品とともに、観る者に深い感動と思索の機会を提供しています。


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