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【宇野亞喜良】 ドローイング、リトグラフ、シルクスクリーンなど各種版画 査定 鑑定 買取 致します

『Kaleidoscope - 宇野亞喜良画集』は、2021年11月にグラフィック社から刊行された、宇野亞喜良氏の新作44点を収録した豪華な画集です。本書は、宇野氏自身が選んだ俳句から着想を得て、2020年から2021年の約2年間で制作された作品を集めています。

宇野亞喜良
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◎宇野亞喜良の芸術

宇野亞喜良(うの あきら、1934年3月13日生まれ)は、日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナー、舞台美術家として知られています。愛知県名古屋市に生まれ、名古屋市立工芸高等学校図案科を卒業後、カルピス食品工業に入社し、広告・宣伝部門でのキャリアをスタートさせました。その後、日本デザインセンターに所属し、1964年には原田維夫、横尾忠則と共にデザイン事務所「スタジオ・イルフィル」を設立するなど、精力的に活動を展開しました。

宇野の作品は、繊細で耽美的な人物描写、特に女性像が特徴的であり、その独特のスタイルは多くの人々を魅了しています。1960年代には、寺山修司が主宰する演劇実験室「天井桟敷」のポスターや宣伝美術を手掛け、日本のアングラ文化を象徴するビジュアルを創出しました。また、横尾忠則、和田誠、山口はるみ、灘本唯人らと共に「東京イラストレーターズクラブ」を設立し、日本のイラストレーション界の発展に寄与しました。

その創作活動は多岐にわたり、イラストレーション、ポスター、絵本、書籍の装丁、アニメーション映画、絵画、舞台美術など、多彩な分野で才能を発揮しています。特に、資生堂の化粧品ブランド「マジョリカマジョルカ」のビジュアルデザインや、布袋寅泰、BUCK-TICK、椎名林檎などのアルバムジャケットのアートワークを手掛けるなど、商業デザインの分野でも大きな影響を与えています。

その功績は国内外で高く評価されており、1982年には第13回講談社出版文化賞さしえ賞、1992年には第6回赤い鳥さし絵賞を受賞。1999年には紫綬褒章、2010年には旭日小綬章を受章するなど、その芸術的貢献が認められています。また、2015年には新宿梁山泊『ジャガーの眼』の美術および結城座『オールドリフレイン』の人形美術に対し、第22回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞しています。

近年でも精力的に活動を続けており、2023年には東京オペラシティ アートギャラリーで大規模な個展「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が開催され、初期から最新作までの約900点の作品が展示されました。この展覧会では、1950年代の企業広告、1960年代のアングラ演劇ポスター、絵本・児童書、近年の俳句と少女をテーマとした絵画など、多彩で貴重な原画や資料が紹介され、時代を超越した宇野の華麗で耽美な創作世界が再評価されました。

宇野亞喜良の作品は、独特の美的感覚と深い詩情を持ち合わせており、その多岐にわたる活動は日本の視覚文化に多大な影響を与え続けています。その創造性と革新性は、今なお多くの人々を魅了し、後進のアーティストたちに大きなインスピレーションを与えています。


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