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【菅野圭介】油彩画 査定 鑑定 買取 致します


『菅野圭介 色彩は夢を見よ』は、2010年から2011年にかけて開催された菅野圭介展の図録です。この展覧会は、横須賀美術館、一宮市三岸節子記念美術館、ミウラート・ヴィレッジ、東御市梅野記念絵画館・ふれあい館の4館で共同開催されました。図録には、菅野圭介の作品約100点が収録されており、単純化された構図と大胆な色彩で描かれた風景画や静物画が特徴的です。

◎菅野圭介の油彩作品

菅野圭介(すがの けいすけ、1909年4月27日生まれ、1963年3月4日没)は、日本の洋画家であり、特に油彩画で知られています。東京府(現在の東京都新宿区)に生まれ、父は早稲田大学で英語文学を教えていました。17歳頃から油絵を描き始め、京都帝国大学に入学しましたが、授業にはほとんど出席せず、下宿で絵を描く日々を送りました。1933年に大学を除籍となった後、本格的に画家としての活動を開始しました。

1935年、菅野はヨーロッパに渡り、フランス南東部のグルノーブルに在住する画家フランドランの教えを受けました。帰国後の1937年、独立美術協会展に出品した「フランダース古城」が注目を集め、児島善三郎らから高い評価を受けました。彼の作品は、単純化された構図と限られた色彩が不思議な調和を見せ、東洋的・浪漫的と評される深い詩情を感じさせます。

戦後、菅野は三岸節子と「別居結婚」を宣言し、世間を驚かせましたが、この関係は5年で解消されました。その後、葉山にアトリエを構え、海を主題とした作品を多く制作しました。晩年には「ワンパターン」との批判も受け、画商との関係が悪化する中、自ら作品の直接販売を行うなど苦境に立たされました。1963年、食道がんのため53歳で逝去しました。

菅野の死後、一時は美術業界から忘れられた存在となりましたが、複数の美術コレクターが中心となり再評価の動きが進みました。1990年には大川美術館で展覧会が開催され、その後も平塚美術館、東御市梅野記念絵画館・ふれあい館、北九州市門司税関などで企画展が行われました。2010年には横須賀美術館で「菅野圭介展 色彩は夢を見よ」が開催され、彼の画業が再び注目を集めました。

菅野圭介の油彩作品は、単純化された構図と限られた色彩による独特の美しさが特徴であり、彼の詩的な感性と深い人間観察が反映されています。現在、彼の作品は東御市梅野記念絵画館・ふれあい館や府中市美術館などに収蔵されており、その芸術的価値は高く評価されています。


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