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【中根 寛】油彩 査定 鑑定 買取 致します


『中根寛 画業50年展』の図録は、2000年に日本橋高島屋などで開催された同名の展覧会に合わせて制作されたものです。この図録には、中根寛の50年にわたる画業を振り返る作品が多数収録されており、彼の独特の点描技法や風景画の変遷を辿ることができます。

◎中根 寛の版画作品

中根 寛(なかね ひろし、1925年3月26日 - 2018年1月17日)は、日本の洋画家であり、その繊細で清澄な点描技法を特徴とする作品で知られています。愛知県額田郡豊富村夏山(現・岡崎市夏山町)に生まれ、幼少期を本宿村(現・岡崎市本宿町)で過ごしました。1931年、本宿尋常小学校に入学し、1944年に愛知県岡崎師範学校(現・愛知教育大学)を卒業後、宇都宮陸軍飛行学校に入学しました。戦後は母校である本宿国民学校で教鞭を執りました。

1949年、東京芸術大学美術学部油画科の第1回生として入学し、安井曾太郎、伊藤廉、林武、小磯良平、山口薫、牛島憲之といった著名な画家たちに師事しました。1953年に同大学を卒業し、卒業制作で第1回大橋賞を受賞するなど、その才能は早くから高く評価されていました。さらに、1955年には同大学の専攻科(油画)を修了しています。

1959年には、同じ志を持つ画家たちとともに「黒土会」を結成し、1968年には銀座の日動サロンで初の個展を開催しました。その後、1969年から約半年間、ヨーロッパとエジプトに滞在し、各地の風景や文化に触れることで、作品の幅を広げました。この経験は、彼の作風に大きな影響を与え、1971年には「新鋭選抜展」で優秀賞を受賞するなど、さらなる評価を得る契機となりました。

1978年には母校である東京芸術大学の美術学部教授に就任し、後進の指導にあたりました。1986年には同大学の美術学部長に就任し、教育者としても多大な貢献をしました。その功績が認められ、1994年には紺綬褒章を受章し、1999年には勲三等瑞宝章を受けています。

中根の作品は、主にヨーロッパの風景を題材とし、独自の点描技法を駆使して描かれています。例えば、「水辺の塔(フランス・ロワール)」や「シャルトルの水路(フランス)」などの作品では、繊細な点描によって風景の持つ静謐さや光の表情を巧みに表現しています。また、愛知県美術館には、彼のリトグラフ作品「スイス春の旅」シリーズが収蔵されており、スイスの風景を題材にした作品群として知られています。

彼の作品は、国内外の多くの美術館やギャラリーに収蔵されており、その芸術性と技術の高さから、多くの美術愛好家やコレクターに支持されています。また、教育者としても多くの後進を育成し、日本の美術界に多大な影響を与えました。2018年1月17日に92歳で逝去しましたが、その作品と功績は今なお多くの人々に感動を与え続けています。


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