説明がいらないトキ
子育てで痛感したが、
説明がいらない時がある。
「とっても悲しい気分だから、今日おやつを買うのを忘れました。」
とか
何食わぬ顔で「ふーん。」と話を聞いておきながら、その後台所でちょっとリズムをとりながらごきげんな鼻唄歌ってみる
とか、そんなんでいい。
ある程度大きくなったら、
普段何気ない会話ができていたら、
母が悲しい理由、嬉しそうなワケは
子どもは勝手に探し始める。
そして、悲しませるようなことを控えたり、喜ばせることを繰り返したりすると思う。自分の意思で。
理由っていうのは、自分で見つけたほうが嬉しいし、行動も自分で考えてやるほうが気分がいい。
これは親子だけでなく
恋人同士にだっていえるなぁ。
彼女にどこどこの店の何が欲しいと言われてプレゼントして喜んでもらえるより、
彼女がいつもこのショーウィンドウのあの商品を眺めているなぁと気がついて、それをプレゼントして喜んでもらえたほうが
世の男性諸君はずっと嬉しいのではないだろうか?
そう考えると小学生の国語の文章問題はとても良くできている。
例)
太郎の顔が一瞬歪んで、それからそれまで持っていた虫籠を突然投げ捨てた。とありますが、どうしてですか?
例)
「虹がきれいね。」と二人は空を見上げた。とありますが、虹がきれいに見えた理由を30字以内で答えなさい。
例)
「花子は絶望した。」とありますが、その原因となった出来事をそれぞれ15字以内で3つ述べなさい。
国語って『言葉の勉強』だと思ってたけど、【感情を表現するのは言葉だけではない】ってことも勉強してたんだなぁ!