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こんなに堂々と・・・~「ベストガイ」

「トップガン・マーヴェリック」が話題になったのは去年だったけど、そこで改めて注目された(?)映画を紹介したい。
1990年公開「ベストガイ」である。日本の映画だ。

「トップガン」が公開されたのは1986年だから、タイムリーというわけではなかっただろうが、内容はほぼ「トップガン」である。臆面もなく堂々と作ってしまうところに、当時のカネ余り感が見て取れなくもない。これに出演していた俳優陣はどう感じていたことだろう、と思ってしまう。

しかし、その作りはそこまで貶したものではないように思う。
CGはイマイチではあるけど、実際の戦闘機を使った撮影とか、邦画固有の辛気臭さを排除した演出などは、それなりに評価できると思う。なんたってストーリーはほぼ「トップガン」なのだから、それなりの安定感もあるし(笑)。

「トップガン」を思わなければそこそこの作品だったと思うけれども、「トップガン」がなければ生まれることもなかった作品なので、評価は難しいところだ。単なるパクリでは?と言ってしまえばそれまでだけど。
邦画にはこんな作品もあったのだよ、という歴史的価値は多少あるかもしれない。でも映画を楽しみたいのであれば、やっぱり本家「トップガン」の方がおススメではある。

なお、「トップガン」「ベストガイ」の他にこんな作品もある。

その名も「トップガイ」(笑)
原題は「Dream Flight」とのことなので、完全に日本の配給会社の悪ノリである。内容は未見だが、「トップガン」系とは異なるもののようだ。機会があれば見てみたい。

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