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夜間時痛のセルフケアエクササイズ5選
今回のテーマは「夜間時痛のセルフケアエクササイズ5選」になります。
こちらの記事を最後まで読むと
・夜間時痛の病態を把握できる
・ポジショニング以外の方法を提案できる
・肩関節患者の運動療法のバリエーションになる
・運動療法への一助になり得る
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今回は「夜間時痛」について共有していきます。
夜間時痛にフォーカスして、考え方やセルフケアの方法を共有していきたいと思います。
夜間時痛があると眠れないことも多く、肩関節患者の多くが悩まされる病態でもあります。
とは言っても
・なかなか夜間時痛が改善しない…
・どれだけリハビリしても良くならない…
という経験は自分もしてきましたし、これで悩むセラピストも少なくないと思います。
なぜ夜間時痛が起きて、なぜ改善していかないのか?
どのようにリハビリを展開すればいいのか?
セルフケアはどう言った内容があるのか?
その辺りを共有しておくことで肩関節への苦手意識も少しは軽減されると思います。
では始めていきます!
夜間時痛への生活指導
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夜間時痛がある患者に対してポジショニング指導は必要になってきます。疼痛が目が覚めてしまう、寝ることができないという場合には肩関節の姿勢に注意することが疼痛を減らすことにつながります。
なぜこれで疼痛が軽減するのか?
どのような考え方なのか?
この辺は一旦置いておいて話を進めていきますね。
ポジショニングの基本的な対応としては
・肩関節伸展を防ぐ
・肩関節内転を防ぐ
このように対応すると夜間時痛が減少することが多いです。
ポジショニング指導などをしても夜間時痛が改善しないケースが多いため、ここからは夜間時痛の病態を理解していきましょう。
夜間時痛の要因
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夜間時痛の発生メカニズムとしては、肩峰下圧の上昇と上腕骨内圧の上昇が関連しているとされています。
どちらのとも圧力の上昇であるため、なかなか視覚的に見ることはできないので理解しにくい部分かなと思います。
ポジショニング指導の中でこのような背景をもとにして指導することで、言語化して対応することができます。
肩関節周囲炎患者の夜間時痛に関する因子としては他にもあります。
背景因子
・年齢が低い
・罹患期間が短い
・肩自動屈曲角度の制限が強い
肩関節自動屈曲可動域の制限は、肩峰下の動態が関与している可能性があります。その部分を少しでも紐解けるように続けてみていきましょう。
肩峰下圧の上昇
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夜間時痛患者は烏口肩峰靭帯の直下における圧力が高いとされていて、第2肩関節における圧力が肩峰下圧と表現されます。(スライド画像の赤い丸の部分)
肩峰下滑液包炎患者や透析患者の内圧が側臥位の姿勢で上昇すると報告されています。
ここまでの話を聞いて、なぜ圧力が高まるのか?を押さえておきましょう。
圧力と聞くと気圧であったり、ペットボトルなどをイメージすることがあると思います。このイメージに加えて、物体があることによる圧力もあります。
肩峰下滑液包炎のように炎症が起きて関節液が過剰に貯留している場合は、物理的に圧力が高まることがわかると思います。元々空いているスペースに対して物体が新たに生じることで圧力が高まり、疼痛が生じてしまいます。
他にも肩峰下圧の上昇の要因があるので、それをみていきます。
肩峰下圧の上昇の要因
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・肩峰下滑液包炎
・腱板炎
・腱板の攣縮、スパズム
・肩峰下滑液包の癒着
・烏口上腕靭帯の肥厚
・肩関節上方組織の拘縮
これらがあり、さらに1次的要因と2次的要因に分類することができます。肩関節周囲炎患者をイメージしてみてください。
特に夜間時痛がある患者であれば、これらの要因に該当する項目も多くあると思います。MRIやエコーがある施設であれば、滑液包炎の有無や炎症の有無などを評価することができ、夜間時痛の要因を特定しやすくなります。
なぜ夜間時痛が生じるのか?
どうやって夜間時痛に対応するのか?
どのようなセルフケアがあるのか?
最後まで見ていただければ夜間時痛のセルフケアを習得できます。
ここから先は
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