上肢挙上動作の運動学と筋活動
上肢挙上動作の運動学上肢挙上動作時の上腕骨運動
挙上動作時、上腕骨は挙上していくにつれて外旋角度が増加していきます(図1)。
図1 挙上動作時の上腕骨運動
挙上角度90°では、肩甲骨面および外転が屈曲よりも外旋角度が大きく、挙上角度120°では、屈曲が外転よりも外旋角度が大きいと報告¹⁾されています。
一方で、屈曲角度170°位で上腕骨は内旋するとの報告²⁾があり、肩関節屈曲最終域で上関節上腕靱帯および烏口上腕靱帯による内旋作用を受ける³⁾とされています。
上肢挙上